宴会だー!
海竜を倒して三日月島の周辺が安全になったことで、多くの漁船が海にでて海鮮物を取ってきた。
「勇者様!この度は三日月島を救って頂き本当にありがとうございました!」
三日月島の重鎮達が集まりシオン達を褒め称えた。
「歓迎は嬉しいのですが、先を急ぎますので出港の準備をお願い致します」
シオンの言葉に重鎮達は焦りの声を出した。
「せめて二、三日程は御滞在下さい!島を救ってくれた勇者に歓迎もしないで見送ったとあっては三日月島の恥じとなりますので!」
シオンもそれくらいならと了承した。
「ホッホッホッ、今回はワシの出番はなかったですな?」
「ガラド老師は津波が来たときの為に海岸で結界の準備をしてくれたじゃない」
「まさか、大地ごと海竜を引き揚げるなど思いもよらず、痛快でしたぞ!」
ガラド老師はよほど面白かったのか上機嫌だった。
「私もいきなりの大役でビックリしたんですからね!」
ミアはプンプンッと怒っているが、顔は笑っていたので、本気で怒っていないのがわかった。
「でも、ミアの魔力量も凄いじゃない?あれだけの大魔法が使えるなんてね?」
「もう!私は立つことも出来なかったのにシオンは動けてたじゃない!」
「そりゃ~大賢者をお母さんに持っているからね。魔力量には自信があるわよ♪」
「羨ましいですねー」
ミアの言葉にガラド老師が手を取った。
「何をいうのじゃ!ミア殿も素晴らしい才能を持っておるわい。どれ、ワシの弟子としてガンガンと攻撃魔法を覚えてもらうぞい?」
えっ?
「二、三日の滞在であればさっそく修行じゃ!行くぞい!」
「えっ?えっ?ええぇぇぇぇぇーーーーー!!!!!!た~す~け~て~~~!」
ミアはガラド老師に連れて行かれてしまった。
強く生きてね!
シオンはミアを敬礼して見送るのだった。
その夜は、採れたての海の幸が山盛りの宴会が始まった。
「にゃははは!もっと持ってこーーーい♪」
出来上がっているシオンにグレンはため息を付いた。
「………どうしてただのジュースで酔えるんだよ」
「いや、場の雰囲気でだろう?」
「アーク、こんな時に真面目に返さないでくれ。シオンがバカをやらかさないか心配だな」
グレンとアークも男同士で宴会に参加していた。
「ハフハフッ、美味しいです~♪」
「ぷはーーー!!!本当ね~♪」
昼間の厳しい修行を忘れるようにミアは飲んでいた。
「…………女達はダメかも知れない」
「場をみて宿屋に帰すか」
飲んだくれの女ほど面倒なものはないのである。
「あら?勇者様、男同士で飲んでないで楽しみましょうよ?」
その声の方をみると、かなりの美女がお酒を持ってやってきた。胸も巨乳であった。
一瞬、目を奪われたがアークが素早く腰の剣を握った。
「どうして貴様がここにいる!幻惑のゾフィー!」
幻惑のゾフィーは魅惑的に微笑んだ。
「ちょっと情報提供に来たのよ♪」
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