海竜退治!
翌日、シオンは小さな小舟を二隻借りた。
「海竜は子島の三日月島から外に出ようとすると襲ってくるみたいで、子島までは行けるようなの」
と言うことでシオン達は小島の三日月島まできていた。
「さて、昨日の作戦通りにね♪」
「ええ、わかりましたわ!」
ミアはシオンから作戦を聞いて内心では不安があった。
「わかったとは言っても、このパーティーに入って、初戦でいきなりの大役だなんて……私、戦えないって言ったよね?」
ミアは小さな声で呟いた。
「でも、不安はあるけれどやりがいはあるわね!」
ミアは自分でも気付かない内に笑っていた。
シオン達は町の人に事情を話して協力を取り付けていた。
「さぁ!作戦開始だよ!」
シオンの掛け声と同時に、藁人形を乗せた小舟を小島から出発させた。
少し進むと海底から大きな黒いシルエットが浮かんできた。そして、小舟を噛み砕く為に海竜が海底から姿を現した。
「今よ!ミアお願い!」
ミアは溜めていたいた魔力を解放した。
「大地の力よ!今こそその力を貸し与えたまえ!」
ミアの詠唱と共に、シオンは変態聖剣を召喚した。
『みんなのアイドル!聖剣リリー参上ですよ~!』
「わかったから、黙って力を貸しなさい!新しく手に入った土のアーティファクトの力を使うわよ!」
『相変わらずせっかちですねー。はいはいっと』
「「大地よ!その怒りにて彼の者に裁きを与えん!アースクエイク!!!!」」
ミアとシオンの二人が呪文を完成させると、海面から巨大な岩山が取り囲むように突起した。
元々、小島の三日月島の近くのため、海底は浅かったのだ。いきなり陸地に上がった海竜はどうすることもできなかった。
「はぁはぁ、魔力の消費が激しいわね」
「そうですね………私の方は動けそうにありません………」
ミアは膝を付き、立ち上がることもできないようだった。
「シオンとミアはここで休んでいてくれ。後は俺達で十分だ!」
アークとグレンはそう言うと、陸続きになった浅瀬を駆け出し、陸地でピチピチッとまな板の鯉となっている海竜に攻撃を仕掛けた!
「マジででかいな?クジラほどあるんじゃないか?」
「なら、喰いがいがあるんじゃないか?食糧不足だしな!」
それからは呆気なかった。あっさり海竜を退治したシオン達は、一部始終みていた町の人達を呼んで海竜を捌いて運んだ。その後は岩山を元に戻そうとしたが、町の領主に止められた。
何でも岩山に、宝石類が付いていることに気付き発掘したいとの事だった。
その後は日頃の怨みもあり、海竜は町の人達の胃袋へと消えたのだった。
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