三日月島
シオン達は順調に航海をして、問題なく三日月島にたどり着いた。
「さて、この三日月島は各大陸の中心にあるため、貿易の中継地点として発展してきたの。大きな親の島と、包み込まれるようにある、小さな小島の2つで成り立っているわ」
ルビーがガイドさんとなって説明してくれた。
「詳しいね!」
「だてに50年も生きていませんよ♪」
どやぁ顔でルビーが答えた。
「しかし、海竜も出なかったし順調ね」
アークとガラド老師は鋭い目で海を見ていた。
「いや、そう単純な話ではなさそうだぞ?」
シオンも海を見てみると小島の三日月島を見ると顔色が変わった。
「あれって、船の残骸?」
「だろうな。しかも、あの数………かなりの船がやられているみたいだな」
海流の都合で海で壊された船の残骸が小島に漂着しているようであった。
「まずは情報収集をしましょう。各自で話を聞いて宿屋で落合ましょう」
「ああ、それでいいぞ」
「ちょっと観光もして見たかったですしね」
「いいけど遊び過ぎないでよ?」
「ふっ、シオンがそれを言うのか?」
「なによ~!」
パーティーメンバーが笑った。そして個人で動く者も居れば二人で出掛ける者もいた。
「ワシは先に宿屋の確保をしてから行動するわい。メンバーが多いからのぅ」
「はい、お願いします。ガラド老師は部屋で休んでいてもいいですよ?船旅で疲れたでしょう?」
「フォッフォッ、このくらいではまだまだ大丈夫ですじゃ。とはいえ、慣れない船旅で疲れたのも事実。ここはご好意に甘えましょう」
シオンはマジで元気じゃん!と、内心で思ったが声には出さなかった。
こうしてシオン達は情報収集の為に色々と話を聞きに行った。
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情報はすぐに集まり、シオン達は宿屋に集合した。
「みんな同じこと言われたわね………」
「ああ、入港は出来ても出港ができないようだな」
宿屋の1室でシオン達は情報の共有をしていた。
「しかし、わからないな?どうして出港の時だけ狙うんだ?」
「ここに我々を縛り付けて何が狙いなんでしょうか?」
敵の狙いがわからず頭を悩ませていたが、ガラド老師が助言した。
「おそらく、飢えるのを待っているのでは?こ三日月島は漁業がメインで、農業のできる土地が少ないのじゃ。海竜のせいで漁業もできぬとなれば飢えるしかなかろうて……」
ガラド老師の言葉にシオンは目を閉じて思案した。
「シオン?どうした?」
シオンは目を開いて言った。
「ガラド老師の言う通りなら早急に海竜を討伐しましょう!」
「しかし、海の中にいる海竜とどう戦うんだ?」
アークの言葉にシオンは不敵の笑みを見せるのだった。
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