さぁ、ババッンとやろうか!
王様が合図をすると、入口から国の重鎮達が入ってきた。
「失礼致します!」
入ってきたメンバーが席に着くと王様が自己紹介を促した。
「では揃ったようなので自己紹介と行こうか」
目の前にはカール王子がいた。
「まず、すでに知っているだろうが、ワシの息子、カールだ」
カールはシオン達に頭を下げた。
「さっきぶりだね。これからの魔族との戦い期待しているよ」
「はい、よろしくお願いします!」
カールの次はいかにも魔法使いって感じの人だった。
「この度はカール王子と一緒に、魔族襲来の情報を持ち帰ったと伺っております。ワシからも感謝しますぞ。ワシは宮廷魔導師のガラドじゃ。よろしく」
「よろしくです!」
カール王子がコソッと教えてくれた。
「ガラド老師は私の師匠なんだよ」
おおっ!なるほど、貫禄があるわけだ。
「次に私は騎士団長のドームだ。この国は魔法使いが多いため騎士団が多少、少ない。君達には前線での活躍に期待する」
がっちりとした体格の人だが、人の良さそうな人みたいだ。
「取り敢えず、それぞれのトップにきて貰った。ちなみにワシの名前はマトリフだ。よろしくのぅ」
「は、はい………」
王様を名前で呼べるわけないでしょう!
そして、対策会議が始まった。
「すでに城下町の入口付近の住民の避難を進めております。城外の民間にも大規模な魔物の侵攻を説明して城門の内側へ避難させている状況です」
カール王子が今の状況を説明し始めた。
「そして、私がシオン達と一緒に見た魔物の大群ですが─」
カール王子の説明に王様は深くため息を付いた。
「まさか、こんな近くに魔物の大群が集まっている事に気付かぬとは………ガラド老師よ、押し寄せる魔物を魔法で一掃できるか?」
「そうですな。魔物の規模にもよりますが、宮廷魔導師を総員すれば、全滅は無理でも大多数の魔物を倒すことはできるでしょう」
おおっ!流石は魔法大国だよ!
「敵がこちらが気付いてないと思い、総攻撃を掛けてくるでしょう。そこを十分に引き付けて大規模魔法で一掃します。問題は率いている魔族ですな。聞けば、かなりの魔術の使い手らしいので、おそらく魔法攻撃では倒せないでしょう」
「ならば、大規模魔法で一掃した後は、時間を置かずに騎士団が前にでて討ち漏らした魔物と一緒に接近戦で倒します」
こうして、細かい作戦が煮詰められていった。大体の作戦が決まった所で、アークが疑問に思っていた事を話した。
「すまない、ちょっといいか?」
「どうしたの?」
「少し疑問に思っていたことがある」
山で見た魔物達からアークは自分の考えを話した。
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