ランクが上がりました。
シオンはあっ!と、思い出して収納袋から退治し魔族の首を取り出した。
「おい、何をしてい─おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉいいいいいい!!!!!なんだ!それは!???」
突然でてきた魔族の生首に驚くギルマスだったが、受付のお姉さんが震える指でな生首を指さした。
「そ、その魔族は2つ名持ちの『毒使いのスネオ』ですよ!最近、魔薬を生産してばら蒔いていると指名手配されている凶悪魔族です!」
!?
スネオの分際で有名なヤツだった!?
「なんだと!これは貴様らが倒したのか?」
「うん!盗賊のアジトに行ったらコイツが盗賊達に魔薬を与えて実験してたのよ。それで成り行きで戦闘になって倒したのよ」
詳しい経緯を説明するのにギルマスの部屋に移動して話した。
「どうして最初にそれを言わない!魔族は1人1人が絶大な力を持っている。それを倒したとなればCランクからスタートでも、誰も文句はねぇよ!それに懸賞金も掛かっていたからそれも渡そう。当分の生活費になるだろう」
「やったね♪」
「喜ぶなよ!ちゃんと報告しろよ!」
はぁ~と、深いため息を付いてギルマスは言った。
「お前達はこれから城に行くんだろう?今日はもう遅い、明日の朝一番に行くといいだろう。俺からも城に伝えておく」
「えっ、どうして知っているんですか?」
「俺もアイラ様に師従していたからな。お前達の状況は知っている。シオン、アイラ様が石像になって辛いだろうが、俺も力を貸すから希望を持てよ?」
「ありがとうございます!」
ギルマスの言葉に少し気が楽になったシオンだった。
ガチャと部屋のドアが開くと受付のお姉さんが入ってきた。
「お待たせしました。ギルドカードが出来ましたので持ってきました」
「ありがとう受付のお姉さん!」
苦笑いをしながら受付嬢は答えた。
「あら、まだ名乗っていなかったわね。私はアイリーンと言います。お見知りおき下さいね♪」
「はい!」
素直にお礼を言ってギルドカードを貰った。
「それはお前達の身分を証明する物だ。失くすなよ?それと、ランクが上がれば一目置かれるようになるから頑張って上げろよ?仕事も高ランクのものが受けられるようになるしな」
ふむふむ、旅の路銀を稼ぐのにいいかもね。
「あ、そうだわ。ギルドの御用達の宿屋があるからこの後、行ってみるといいわ。格安で泊まれるからね」
「よかった。宿を探さなくて助かります!」
シオン達はお礼を言って指定された宿屋に向かうと、二人だけになったギルマスの部屋で呟いた。
「まさか、すでに魔族を倒していたとはな………」
「本当に、彼女なら魔王を倒してくれると思いますわ」
「そうだな」
ギルマスはこれからの魔王軍との戦いにおいて少しでも有利に動けるように、冒険者達に情報収集を命じるのだった。
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