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封印されし聖剣戦記!~幻のアーティファクトを求めて~  作者: naturalsoft
2章:旅立ち!

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19/82

話し合い

日が暮れる頃、南の辺境の街ライザに到着したシオン達は、取り敢えず宿屋に向かった。


「久しぶりにきたねー!」

「そうだな。あんまり変わってないな」


アークが不思議そうに尋ねた。


「良く来るのか?」

「そだねー、隠れ里って呼ばれているけど、週に1度は行商人が必要な物を売りに来るし、私達も息抜きに遊びにくるよ。ここの人は隠れ里出身の人も多いしね」


隠れ里とライザの街は1日ほどの距離であり、それほど遠くないのだ。


シオン達は一階が酒場になっている宿屋に入った。


「一泊でお願いします。部屋は1部屋で─」


シオンが言い掛けた所でアークが慌てて止めた。


「2部屋でお願いする!」

「え~?宿屋代勿体なくない?」

「シオンはもう少し自分が『女』だという自覚を持て!」


アークはそう言ってハッとなった。


「………すまんグレン。お前とシオンは『そういう』関係なのか?」

「いやいやいや!?ただの幼馴染ってだけだよ!?」


グレンは顔を真っ赤にして否定した。

取り敢えず2部屋を確保して食事にすることにしました。


ちょうど食事の時間と合って酒場は混み合っていました。私達は1番端にあるテーブルに座り、適当に料理を注文して、今後の話し合いをするのだった。


「さて、これからのことだけど、予定通りこの国の王都に行って王様に会うわよ」

「しかし騎士団から紹介状があるとはいえ、すぐに会えるとは限らないぞ?」


アークの言葉はもっともだった。通常なら紹介状があっても一週間から長い時には1ヶ月ほど面会に時間が掛かるものなのだ。


「それは大丈夫だろう。アークはこの国に来て長いのか?」

「いや、船で来たばかりだ」


シオンは少し気になり1度話を終わらせた。


「そうね。食事を済ませたら部屋で話しましょう。誰が聞いているかわからないからね」


食事を済ませ部屋に戻るとシオンは切り出した。


「さて、私のお母さん賢者アイラの事は何処まで知っているのかな?」


シオンはアークに尋ねた。


「すまん。酒場で言ったようにこの国に来たばかりで知らないんだ」

「それはおかしいわね。あなた旅をしていたんでしょう?他国でも私のお母さんは有名よ」


アークは言葉に詰まった。


「そもそも、魔王軍の魔将軍があなたを知っている事がおかしいのよ。そろそろ本当の事を話してくれない?」


アークはかなり迷ったが重たい口を開いた。


「………本当の事を知っても、聖剣の旅に同行させてくれるか?」


シオンはグレンに目配りをして頷いた。


「ええ、あなたが魔王軍と戦っていたのは事実ですからね。無論、同行してもらうわ」


こうしてお互い、腹を割って話し合う事になった。

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