3rd offense: Never move ACT.3
「何でだよ!? コレは彫刻だぞ!! 石なんだぞ!!?」
グリッグル警部は落ち着きようの無い声を上げて、彫刻に近づく。
周りの部下が、「落ち着いてください警部! 危険です!!」と止めに入っても、軽く引き摺られていく。
「何だこの白い炎は!? 何故石が燃やされる!!?」
「神の……子??」
部下の一人が思い出したような声を出すと共に、グリッグル警部も一つの逸話を思い出す。
「神の子? あの下らない御伽噺か!? ありえる筈が無いだろう!!?」
「で……でも、白き焔を灯すとありましたし――それに、彼らは木彫りの神の像を燃やされた……とも」
全く同じ光景だった。
御伽噺では神の子が祀った像、目の前にあるのは彼らが祀っていた像。
「嘘だろう……?」
グリッグルは像を見つめては、そう言うしかなかった。
◆
「とんだ事をやらかしてくれたな、グリッグル警部」
静まった会議室の中心で、身を小さく縮め何度も「すみません」と呟くグリッグル警部。
それを囲むかのように並んだ四つの机と椅子。
椅子に腰を掛けているのは、誰もが異質かつ威厳のある空気を漂わせる5人。
四人とも、色々な役目を受け持つ大臣として働いている。 最も豪いのは真っ先に声を出した、シアカ大臣。
「ですが、シアカ殿……ここで説教をしている場合では無いでしょう?」
シアカ大臣の隣から冷静な口調で話す。 彼の名は、オルディオ。
「先ずは、この異端者の事についてでしょう? 我らの象徴を穢した愚かな反信者への制裁や捜索……などね」
「それは、私に御任せ下さい。 刑はもう決まりでしょう? オルディオ大臣」
真っ先に手を上げたのが、この四人の中でも最も若いローディウム大臣。
「『貴様に任せる!?』、戯けた事をぬかすな、この一般人上がりが!! 貴様以前にも問題を起していたな……あの尻拭いは誰がしたと思っている!!?」
怒りの声を上げたのは、ローディウムを嫌うイズベンザ大臣。
ローディウムは俗に言う、『一般人上がりの大臣』であった。
科学部門で大きな貢献と発展に係わった為、その部門においての大臣と言う大役を任された歴代唯一の一般人。
他の大臣は貴族などの『神に特に愛された者達』ばかりであり、少々ローディウムは周りより浮いているのは歴然だった。
「貴方も前に私に功績を取られたからと言って、八つ当たりしては困りますね。 結局は不動刑に私は必要不可欠なのですよ?」
一瞬の沈黙の中、イズベンザ大臣の舌打ちが会議室に響き渡った。
「なら今度こそ成功させて下さいね、ローディウム=グルヴァン大臣」
オルディオ大臣がそう告げ、その場を立った。
「何処へ行く? オルディオ大臣」
「……客が、待ってるもので」
そう言い残し、オルディオ大臣は会議室の戸を閉めた。
必死こいて内容を考えてます。 けど、思いつきません。
もう学校や部活で大変ですよ。
授業中に考えては、内容を聞き忘れることもしばしば。
こんなんで大学行けるのかなぁ?




