表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集  作者: 宮島ミツル
黎明期
7/40

7.厭世家の戯言

 それは一種の憐憫だ。錆びれていて脆い。瞳に映ってる、その痩せた孤児の肋骨を見て、君は何を考えたか?きっと、ああかわいそうだ笑笑とかでしょう。

 笑え笑え、嗤うが良い!

 その安寧の揺りかごに、忍び寄る蛇蝎に気づかぬまま!

 その酔いに浸り、笑みをこぼし続けるが良い!

 それこそが人というもの。

 我々の(さが)である。

 而して堪能せよ。

 快楽の味にまどろむが良い。

 




 人理は潰えた。

 今、終局の扉が開かれる。

 果てしなき荒野に、もはや、勇者の影は無く、只、死にきれない凡夫のみが、(うずくま)る。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ