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詩集  作者: 宮島ミツル
黎明期
3/40

3.全世界の支配者なる運命の女神

 フォルトゥーナ



 陰鬱な日常に一筋の、刃の様に鋭いきぼうが差し込んできた。おお、全世界の支配者なる運命の女神よ!貴女はとうとう私めに舵を切ってくれなさったというのですね。私、この御恩、一生忘れません。その印に我が額に刻印を成しましょうぞ。服従の血に塗れた我が額にどうか、どうか貴女の接吻をば、賜りたく存じ申し上げます。さすれば、私は弓矢になります。貴女の為だけに存在()る忠実な一閃に御座いまする。




嗚呼なんて神々しい……………

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