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二六 repeat
栄華の浴場、
涅槃したるは、いたって尋常なルサンチマン。
出番無くして、ついぞ光見ることなき、
舞台役者の端くれ、
ハンカチを強く握りながら、微笑を携える腐臭。
借り物ばかりの電飾、
甚だしく愚かなイルミネーション、
その様子、我に似たり。
故に、美しさの容認をしようとも、
ついぞ、実存の煩わしき事よ!
繰り返す日常に、
こだまする、手垢じみた何か。
完全に洗浄せしめることなど、
夢のまた夢!
遠くで、なった汽笛じみたスキールノイズ、
雅趣漂わせる筈であるが、
私にとっては、この上なき頭痛。




