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詩集  作者: 宮島ミツル
途上期
21/40

二四 楽園

味わい深き諧謔を並べる門番は、

交わり、甘きカンツォーネとなりて。


その果実は、鮮血の賜物なりと、

飽くなき執行者の労働と、

罪なき供物によって、

得られるその成熟。


麗しき王女、

甚だしき倒錯に因りて、

御身はその谷底へ。


だからきっと、この楽園の花園は、

あくどい笑顔を散らせる時の女優。


苦し紛れのデスゲームで、

憂いを怠惰させる、その憧憬たりえる克己心さえ、

忘我の民と苦し紛れの舞踏会。


美しき樹木の表面よ!

汝、裁かれると知りおおせながら、

何故、そこにたたずむのか。

私に到底思い図ることのできぬ、

永劫を夢見た、讃美歌の頂点に、

平行四辺形の如く、嗤い狂うのだろう!



ああ、悪魔の果肉に潜む種どもよ、

お前ら共は、明日には何をする気だ?


苦し紛れの倒立と、作詩。

花畑に、潜む苦虫顔の魂よ、

君、そのこと知り給うとて、

ついぞ、その享楽との決別能わず。

故に、君とて、

梟の眼光を得ず。


啄まれる死肉。

振り下ろされる死神の鎌。

向かい合わされた鏡に潜む迷宮。

而して、汝の瞳の最奥。


あらゆる場所が楽園だ!






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