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詩集  作者: 宮島ミツル
途上期
18/40

19 ピロシキの粉   20 食事の衝動

19 ピロシキの粉


トラフィックの細かい目地に入り込むよう、

まどろみは永劫に終わりを提示することなしに、

ハルマゲドンに、巻き布団も供物にて、

ありもせぬ若人の流行歌をば口ずさむ。


アリゴレメヌプスプッチの営業文句に、

さながら食器洗浄機に乾燥パイロンを併設するか如く、

御託はいらない、きっとそう口にすることでしか、

立志たることさえままならぬ、

大腸チキチキレースの最後尾。


賢者の堕睡も今夜限り、エンドオブダンスホールブレイカーの

弟子たるがその所以とも言えような、映像も何もかも、

全てはアレゴリーのなれ果てで、少しの予断も許さぬとは、

まさにあなたのことそのもの、ゴーゴーバイザー、ステンダップ。




20 食事の衝動


奴らだいたい腹ン中

蹲っている四頭身の化け物たち

得る度ごとに繰り返す、みたされぬことを知らぬ餓鬼ども。


涸れ果てぬのなら、万里の彼方迄、

その聖なる光とやらの白さで染め上げてくれ!

混沌に潜む悠久を産み出す黄昏は、狂った果実のど真ン中!

愛すべき全ての瞬間を記録しよう!

見果てぬ宇宙が存在すると哲学者が証明する限り。


故に、礎は瓦解し、汝の瞳は黒く染まり、濁り、

煩悶と邂逅の交差点で、ブリキ詰めの、臭くてかなわん

肴のヒレの端っこを煮詰めた汁の様。


唯、満たされることを望み、暗闇に眼窩を据え置き、

ひねもす芥の丘に、さながら賢者の睡眠の

一滴にも満たぬ探求心!

悪鬼や修羅の如く、目を爛爛と、

飽くなき探求心そのままに、

使い古した箸の傷にこびりついている!




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