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1.紡がれる
悪魔的怠惰
悪魔の吐息が私の心臓を蝕む。
そして私は穢れた息しか吐けなくなりだす。すると瞼が世俗の光の断絶を試み出し、私をまやかしの幻城へと誘う。
私は鎖で縛られ身動きがとれなくなる。じきにもがくことさえ諦め死神に玉の緒を斬られる迄あてもなく虚ろに鈍く照り返る血生臭い牢獄で憂鬱さを感じ、虚無感の中、安寧を求めるのであった。
しかし何処かで未だ一片の聖なる閃光を待ち惚ける心の灯の温かさで暖を取っていた。
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悪魔的怠惰
悪魔の吐息が私の心臓を蝕む。
そして私は穢れた息しか吐けなくなりだす。すると瞼が世俗の光の断絶を試み出し、私をまやかしの幻城へと誘う。
私は鎖で縛られ身動きがとれなくなる。じきにもがくことさえ諦め死神に玉の緒を斬られる迄あてもなく虚ろに鈍く照り返る血生臭い牢獄で憂鬱さを感じ、虚無感の中、安寧を求めるのであった。
しかし何処かで未だ一片の聖なる閃光を待ち惚ける心の灯の温かさで暖を取っていた。
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