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CATS World  作者: ミョンミョン虫
第1編
9/25

ガイアラ

「よーしよーし♡いい子でちゅね〜♡」



「キャ……キャウ………?」



「サナ、ワフフが怖がってるだろ、その辺にし

 とけ」



「何よ!せっかく癒やされてたのに!!」



「お前の物ではないんだ。分かったな」



「分かってやるもんか、べー!」



「ホントあなたって子供みたいよね〜。噂で聞

 いてたのと大違い」



「噂……?」



「ええ、クロネコ族のサナ王女は常に冷静で周

 りのことをよく考えていて、優しい」



「フッ…なんだそれは」



「ちょっと!クランク!笑わないでよね!」



「だって…全くの嘘じゃないか……フフ……」



「もう……笑わないでよね…」



今初めて知ったことだったのだが、サナはもふもふしたものが大好きらしい。なのにそのことを言うと怒ってくる。本当のことなのに、全くサナは謎なやつだ。



「あっ、そういえばクランク?」



「……何」



「…やっぱ何でもない」



「何だよ、用もないのに呼ぶな」



「は〜い……」







「またまた参上、私ネイルグ………………今度こそ

 ガイアラ様のお役に立つのだ!!」






「……ねえ、クランク?」



「どうした?」



「なんか魔物じゃないんだけど…変な奴がいる

 ような気がするの……」



「だ!誰が変な奴ですかぁ!!」



「……!お前はこの前の!」



「ふぅむ……クランク一人ではありませんねぇ…

 全く、そこのお嬢さんが変な奴というから出

 来てしまったではないですか」



「…別にあなたのことを感じて変な奴って言っ

 たわけじゃないし!このっ!変態!」



「いたっ!ネコのくせに〜……許しませええ 

 ええん!!」



「ふんっ!あなたになんか許してもらわなくて

 いいわよ!」



「つくづく嫌な思いをさせますねえ………まずは

 お前からだぁぁァァ!!!!」



「覚悟しなさい!はああぁぁ………えっ?」



「サナー!後ろだ!!」



「ど、どこ………イヤッ!!」



「ぼ、僕も!!」



「シマネコは引っ込んでなさい!!」



「何だよー!なめるな……」



「ユウキ、今はやめておきましょう」



「………わかった」





「ふん……手応えがま〜ったくないですねえ」



「そ…その口を閉じなさ……キャッ?!ふ、踏ま

 ないで……」



「な〜に言ってるか聞こえませ〜ん」



「そこのクランクさ〜ん?お嬢さんを助けなく

 てもよろしいのですか〜〜?」



「こ、この足を縛っているものをとけ……これの

 せいで助けられねえよ……」



「その程度のものが解けないのに……ガイアラ様

 はこのような者を望むのか…ええい!もう大

 人しくさせているうちに殺してしまったと言

 ってしまえば問題ないー!

 さよなら、クランクさ……………がっ……」



「ネイルグ………何をしている……!」



「ガ、ガ、ガイアラ様…!!!!お、お許しく

 ださい!!」



「まあ、もともと貴様はこの程度のようなもの 

 だと思っていたからな。最初から信じてなど

 いない」



「まずはクランクの足元のものをほどけ」



「は、はいっ!」



「………こ、これからは…」



「……口をふさげ…俺が貴様を殺す前に………」



「……話は終わったか?」



「……!!クランク………」



「何だ…!」



「俺は……俺は………お前を…ずっとずっと…………

 話すのはずっと後にしようと思ったが……この

 さい……」



「何をごちゃごちゃ言ってるんだ!お前のせい

 でサナが……」



「クランク、大丈夫。ユウキが回復できる食べ

 物いっぱい持ってるから安心して」



「ウサナ…ユウキ…ありがとう…」



「お前たちもごちゃごちゃ話すのをやっとやめ 

 たか」



俺は相手がかかってくると思いとっさに剣をかまえた。ガイアラが攻撃を、攻撃をしてくると思ったのに。





俺はまだまだ未熟…だっ……たんだ…





「フフフ…………フフフフフ…フハハハハ!見まし

 たかガイアラ様!私!あなた様のお役に立て

 ました!!!」



「………今回だけは礼を言っておこうか…………」



「わくわく」



「……いや、後でな」



「私はいつでも準備ができております!」



「そんなことはいいんだ、仲間を足止めしてお

 け。俺たちは先に帰っている」



「はあい!!」



「何さっきから言ってんのよ!!!」



「サナ!まぁ体力が回復してないのにそんな動

 いちゃ……」



「私の勝手でしょ?!ちょっと!!クランクを

 どうするのよ!」



「私は知りませえん。とりあえず、あなたたち

 を足止めしておきますう!」



「クランクを………クランクを返してよ!これは

 クロネコ族の王女、サナからの命令よ!!!

 返さないとあんた達の命を……」



「………俺らはもうとっくにお前たちネコから逃

 げているさ。それでは……いやもう会わないか

 らな………あばよ」



「クランク!」



「おっと〜!あなた達の相手は私でえす〜!」



僕たちの前でクランクはガイアラというやつにさらわれていった。僕は……僕はサナが泣いているのにクランクを助けられなかったんだ。僕は……今までなんの為に特訓をしてきたんだろう。




「そこの坊や〜!あなたの相手は私だけ〜!」




「…………クッソォォォォ!!!!」




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