ネイルグ
クロネコたちがマラタラ湖でずーっと遊んでたせいで夜になった。クランクのやつは逆ギレしてくるし、サナは一人でなんかぼんやりしてたし。やっぱり仲良くなんかなれないね!
「おはよう………」
「おはよう、ウサナ」
「クロネコたちは?」
「あいつらなんか知らないね」
「なんだ?俺はここにいるぞ」
「クランクか………お前のせいで昨日全然寝れなか
ったんだぞ!!」
「悪かったな、で今日はお前らはどこに行きたい
んだ?」
「サマンダ山ってところがいいんだけど」
「なんかあるのか?」
「魔物がいっぱいでて特訓になると思って!」
「……なるほどな、足手まといになるなよ。
ありんこみたいな剣振り回してないでしっか
と役に立つことだな」
「なんだとー?!クランクだって無駄にでっかい
大剣ブン回してるだけじゃん!」
「俺はお前と違って頭を使っている。お前は食い
物のことしか頭にないだろ?」
「うぅ……ってサナは?」
「どっかにいるだろ。それかまだ寝てるかだな」
「おはよおお………ふわぁぁぁ」
「おいサナ、もう出るんだ早くしろ」
サナを30分待って僕たちはまた旅を再開した。マラタラ湖からサマンダ山までたったの15分らしい。朝ごはんは食べてないからエネルギー使わなくていいよね!
「クランク〜、朝ごはんどうすんの?」
「サマンダ山でなんか取って焼けばいいだろ」
「それもそうねー」
こうして俺たちは魔物に会うこともなく、無事にサマンダ山についた。ユウキとサナとウサナはついた瞬間、食料を探しに行った。そこまで死にものぐるいで探すほどもないだろ?
「俺はそこらへんにいるからなー」
「どーぞー」
まったく、ユウキだけだと思ったがみんな食い物のことしか頭になかったとは。かなり驚きだ。
「クフフフフ………クフフ…クランク見ーっけ……
フフフフフ……………1人のクランク見ーっけ……」
「やあっ! はあっ!魔物は出てくるが……手応
えがないな」
「手応えがあるやつならさぁー……ここにいるん
だけどぉー?」
「誰だ!」
「誰だ??うーん?私のこと知りませんかあー?
っていうかあなたはクランクですよねー?」
「俺のことじゃない!お前のことだ!」
「私はーなんといいますかねー?ウルフ族みたい
なもんですかねえ?クフフフ」
「ふざけたことをいうな!ウルフ族は滅亡したん
だぞ?」
「そこまでームキにならなくてもよろしいのでは
ないのですかー?」
バチンッ
「……ゆっく…り話す…なこ…のや…ろ…う……」
「おやー?倒れちゃいましたあー?ざーんねんで
したねえ。これからおもしろいことをしてやろ
うと思ったのに。まったく残念だ。フフフ」
「…………おい、ネイルグ。クランクはどうした」
「ガイアラ様ですか……アイツは倒れました。」
「貴様……何をした!」
「ガ、ガイアラ様!私は何もしておりません!」
「…………そうか、だったらいいんだ」
「なぜそこまでクランクを捕らえようとするので
すか?」
「…………アイツ…のチカラ……を見てみたいんだ」
「かしこまりました。ガイアラ様、私は必ずあな
たの役に……」
「黙れ、頭に響く」
「最後に言わせてください!私は必ずあなた、い
やガイアラ様のために命かけてクランクを捕ら
えてみせます!
………ガイアラ様?聞いてましたか?」