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CATS World  作者: ミョンミョン虫
第1編
6/25

マラタラ湖(おまけ)

せっかく湖に来たのにクランク、なんで武器ばっかみてんのよー。つまんないのー。

そーだ!私が誘えばいいんじゃない?

そう!彼氏と彼女が海で

    『ま〜て〜♡』 『や〜だ〜♡』

みたいな感じになれば私もアイツもWIN-WINじゃなお!作成開始!



「クランクー!何してんのよー一緒に遊びましょ

 うよー」



「いや、泳げないから無理だな。そして今は忙し

 からな」


うそ!アイツ泳げないの?一緒に泳ぎたかったのに………いや、私が教えればいいのよね………

フフフ、やってやるわよ!!私はサナよ!!



「じゃあ私が教えてあげるー」



「………そうか、なら教えてもらおうか」



よっしゃー!!かかった!



「………おいサナ」



「何ー?」


 

「どこから水着を持ってきたんだ?」



「え?!あっそれはーまあ何でもいいでしょアン

 タのも持ってきてあげるから待ってて」


私は魔法使えるからねー。お取り寄せくらい簡単にできちゃうから便利。



「はい、アンタの」



「……ありがと」



「じゃあ、教えるわよ」



「待って、トイレ行ってくる」



「……どうぞ行ってらっしゃい」


チッ、なんなのよ。私がせっかく教えようとしてんのに!まあ待ってればいいかな。



「……誰よ。私のことツンツンしたの………ちょ、や

 めてよ………いやぁぁーーー!!!!」


あーあ。クランクとの時間楽しめると思ったのに。イカと一緒に沈んでって終わっちゃうのか。悲しい人生だったな………



「サナ、おま……」



「サナ?どこだ?」



「おい、シマネコ。サナ知らないか?」



「僕たちがしってるわけないだろー」



「じゃあ……海にも魔物はいるか?」



「まあ、あたりまえだろうな」



「クソっ、俺泳げねーのに……」

   

……水は怖い。溺れるかもしれない。でもサナが死ぬんだったら俺が責任を問われる。助けるしか道はないな。もう一息に飛び込んでやる!!

1,2,3………バッシャーーーン!!



クランク………トイレに行ってお別れか。お父さん怒るかな。あはは、クランクの声まで聞こえてきた。死ぬのか。わたし。



サナー!サナー!ダメだ。水の中だと声が出ないんだ。もっと深くまで行くしか………うん?イカの魔物………アイツか!!コンパクトナイフ、持ってきてて良かった。まだ食べられていないといいな。

クソっ……水の中だと動きが………




そういえば、私なんでまだ意識あるんだろう………

あ!!そういえば水の中でも息できるように保護魔法かけてたんだ!!ってことは喋れるかも!!

あ、い、う、え、お。大丈夫!これでいける!



「クランクー!」


サナの声……そうだ、アイツ魔法使えんだ。右の方からか?左の方か?



「クランクーーー!!」



「クランクーーーーーーー!!!!!」



いや、真下だ!暗くて見えなかったが、確実に下にいる!



「クラン……はあはあ……さすがにしんどいわね……

 魔法もあと少しで切れちゃう………」



「誰よ、また私を触ったの!!イカやろ……クラ

 ンク!まさか、来てくれたの?(私のことを心

 配して)」



「お前が死ぬと王が怒るからな」


……私のためじゃなかったのね。まあ、助けてくれたし、いっか!



「なんでアンタも水の中で息できてんの?」



「ユウキからそういう効果のある食べ物をもらっ

 たんだ」



「ふーん。意外と優しいのね」



「とっとと陸にあがるぞ」



「うん」



「俺泳げねーから、引っ張っていってくれない

 か?」


何よ!めちゃめちゃいいチャンスじゃない!ここで活躍してクランクの心を………



「いや、お前が疲れるか。やっぱり自分で頑張っ

 てみるよ」


そんなあ〜〜………手、つなげると思ったのにー。



「サナ?いくぞ、イカが来る前に」



「………うん!」





「クロネコ!いつまで遊んでたんだよ!もう夜だ

 ぞ」



「悪かったな。お前らが短気なの忘れてた」


クランクたちはケンカして寝れなかったみたい。

私はそれに参加しなかったし、クランクと長い間一緒にいれたし!結構良かったかな?

まあ、アイツがどう思ってるかは知らないけど。



















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