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【プロローグ 異世界召喚】
何でもない、普通の日だった。
何時も通りの普通の日だった。
あの時までは――――――――
その日は、私の誕生日で、妹の里沙と弟の政希と三人で、出掛けた帰りだった。
突然、私達の足元に魔方陣が現れ、私達は為す術もなく、魔方陣に吸い込まれた。
真「知らない天井だ。」
どうやら、少し気を失ってたらしい。その場で、起きる。
目の前には、里沙と政希。
二人も気を失ってるだけなので、放置するとして。―我ながらひどいな―まずは、現状確認。
白乳色の石造りの部屋で、広さは大体1Dくらい。
床には、さっきの魔方陣。
結論。これは、あれだ。典型的な異世界召喚だ。
そう思って、後ろを向いたら―さっきから視線を感じてました。―
これまた、典型的な王子様がいらっしゃいました。
第一話に続く