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精神的BL要素が混ざっています。苦手な人はバック!
「く、黒柳君!?何をやっているんだね君は!」
黒髪できっちりしつぎているとも言える髪型の学生が注意を呼びかける。
メガネのつるを少し持ち上げる彼は七:三分けの髪型。その上黒縁メガネ。制服は第一ボタンまでしっかりと留めている。見た目はthe・委員長だ。
実際に図書委員会の委員長もしているが。
今の平成の時代にこんなことをやっていると受け狙いとしか思えないがこれを1年間やっているということは受け狙いはないと言っていいだろう。
「ご、ごめん!今は急いでいるんだ!」
身長は男子的には平均的なサイズよりやや下。黒柳鉄也
一文字変えればお昼ごろに自身の名前の下に「部屋」と着く玉ねぎヘアーの人と同じ名前になってしまう彼。
だが彼は別名「漫画の主人公」と呼ばれ現在修羅場の真っただ中である。ツンデレ幼馴染、、許嫁のお嬢様、同い年の義理の妹と言う四角関係的なものを形成し、いつもクラスは軽く混沌状態と言ってもいいだろう。
そんな彼はなんか修羅場を巻き起こして涙を流しながら去って行った妹を追いかけて行った。
――当番の教室掃除をせずに。
「……キレてもいいでしょうか先生」
「やめてください狩野くん」
「……成績さげといてください、黒柳の」
「ん~そうですねこの頃問題ばっか起しているのでいいでしょう。マイナス4点です」
自己紹介が遅れましたが僕は狩野孝久前者の七三メガネの委員長だったりします。愛称はいろいろ。今は委員長が多い。
念のため言っておきますが僕はクラス委員ではなく図書委員会の委員長です。
ごくまれにある図書委員が全員集まる日。
「それでは今日はここまでですね。今日当番の日とは係りの時間までちゃんと仕事をしてください」
図書委員会の会議と言ってもちゃんと仕事をやっているか、何か本が無くなっていないかを確認しただけだ。
号令をかけるとみんな帰っていく。
残ったのは僕と書記を担当してくれている高坂さん。
外見的特徴と言えば三つ編みと黒縁メガネぐらいだろうか。
周りから昭和コンビなんて言われてたりもするけど。
「ちょっと、本の整理してきますね」
「は、はい。よろしくお願いします狩野くん」
真面目に本の整理をしているとアッとゆう間に下校時間になってしまった。
「図書室のカギは僕が僕が返しに行っておきますので、高坂さんはお先にお帰りください」
「あ、ありがとうございます……狩野くん」
今の間はなんだったんだろう。
心なしか何か意味ありげな感じだと思う。
「大丈夫です、職員室に今日の結果を伝えに行かないといけませんので」
軽く一礼をして職員室に向かう。
職員室に行き、先ほど黒柳をマイナス4点を下した担任兼図書委員会担当の汎先生のもとへ行き報告。
その後、2駅ほど離れた駅に電車にのって行き駅前で夕飯の材料を買い家に帰った。