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番が1人なんて…誰が決めたの?

作者: 月樹

 私達、鳥族にとって番とは、とても大切な結びつきだ。

 互いに生涯1人の人と決め結ばれ…

 中には番が(いと)しすぎて、亡くなったら後を追う者もいるという…。

 そんな私達は、男性は求愛するために、美しい容姿をした者が多く、女性は他の誰にも盗られないように目立たない容姿で家庭的な者が多い。


 私達夫婦もそうで…夫は華やかな容姿を武器に社交界を渡り歩き、私は従順に屋敷に居て、家庭を守る。

 家の中にいても、うるさいヒヨドリ達が囀ってくれるので、夫が外で何をしているのか…夫がどこで羽を休めているのかを、私は知っている…。けれど…



「ただいま、今帰ったよ。僕達の子供達は元気かい?」


 貴方は繁殖期になれば必ず私の元に帰ってきてくれる。

 私が子育てのために家を離れられない間は、せっせと家のことをしてくれて、美味しいご飯を用意してくれて…


 あなたの献身的な愛のお陰で、我が家にはまた優秀な子供が増える。

 貴方に似ているような…似ていないような…。

 ()の大切な子供達が…



 鳥族にも様々なものがいる。

 生涯、1人の番を愛するもの…。

 一夫多妻のもの…。一妻多夫のもの…。

 毎年パートナーを変えるもの…。

 それぞれ方法は異なるけれど、全ては優秀な遺伝子を持つ自分の子供を後世に残すため…



 誰が言ったのかしら?番が1人なんて…?


お読みいただきありがとうございます。


 鳥の番についてDNA鑑定をすると、一夫一妻で有名な鳥でも、夫の子供でない場合があるという話を読み、ちょっと書いてみたくなりました。

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