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吐き気

作者: 自己満足

 限界だった。言い訳でしかないことは分かっている。けれど、たまりに溜まった物は重たすぎて、もしかしたら僕には大きすぎたのかもしれない。こんな凝り固まった固定観念による真面目さなんて、僕の本当じゃない。騙しに騙して、周囲だけじゃなくて、自分だって騙して、これで自分だなんて恥ずかしい。こんなよく分からないものもう捨ててしまいたい

 気分は良くなった

 それは、一瞬だった。いや、勘違いだった。良くなったのは体調だけで、精神的なことで言えば、最悪になった。それに影響されて体調もまた悪くなった

 内にあったものが、世間に知られてそれが快感になると思っていた。本当の自分を何の考えもなく、出せたんだ。それが一番だって、たくさんの歌詞やら物語が教えてくれてたはずだから。でも、それは見せたい自分と本当の自分が同じなやつだけなのかもしれない

 ありのままでいいわけがないんだ。だから、吐いた物を飲み込んで今日も自分を着飾る


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