表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

(^ω^)【ようです】のようです

(^ω^)【ラストチャンス】のようです

作者: 日曜日夕
掲載日:2020/02/21



   ('A`)「…はっ!ここはどこだ!」



   ('A`)「……窓もない、ここは地下室みたいだ。部屋にはモニターが一つだけ……」



   ('A`)「記憶もない……一体誰が何の為に!」



 (^ω^)[ごきげんよう]



   ('A`)「おっ!お前は誰だ!どこから声が聞こえるんだ!?」



 (^ω^)[この声は天井に取り付けられたスピーカーから出ているぞ……]



   ('A`)「そんなことはどうでもいい!お前は誰だ!」



 (^ω^)[お前が聞いたじゃん!]



   ('A`)「うるせぇ!ここから出せ!」



 (^ω^)[ふふっこれを見てもそんな口がきけるかな?]



   ('A`)「モニターが勝手に……こ、これは俺のおばあちゃん!」



( ・∀・)[たかしぃ~何処におるんかいな~]



 (^ω^)[貴様がおばあちゃん子だということは調べがついている]



   ('A`)「くっそぉ!おばあちゃんに何をするつもりだ!!」



 (^ω^)[くく……貴様の祖母の要介護度は現在『要支援2』だな?]



   ('A`)「な、何故それをッ!」



 (^ω^)[これから私は市のデータベースに侵入し、その要介護度を『要支援2』から『要介護度3』に改ざんする!]



   ('A`)「そんなことをすれば!どうなるのか分かっているのか!?」



 (^ω^)[くくく……お前の祖母は『老人ホーム』への入居を余儀なくされるだろうな。そうすれば!]



   ('A`)「おばあちゃんと離れ離れに!これじゃお小遣いがっ!」



 (^ω^)[そのとおりだ。くくく……祖母と違って耳が遠くないようだな]



   ('A`)「くっそぉ!卑劣な手を使いやがって!そんな事させるものか!」



( ・∀・)[たかしぃ~かけっこ遊びしようやぁ~]



 (^ω^)[くくっ!いいだろう。では、今からお前にあるゲームをしてもらおう!]



   ('A`)「くっ!望むところだ!」



 (^ω^)[その自信……どこまで持つかな?]



   ('A`)「お前に勝つまでだ!」



 (^ω^)[勝つまでなのか]



   ('A`)「ああ!ここを無事抜け出したら再び楽しいニート生活だ!」



 (^ω^)[……それでは、ゲームの内容を説明しよう。最初で最後のチャンスだ]



   ('A`)「おお、俺が一番好きな言葉だ!」



 (^ω^)[一度も活かせなかった言葉だ]



   ('A`)「ふん!今に見てろよ!どんとこいだ!」



 (^ω^)[20mシャトルラン]



   ('A`)「は?」



 (^ω^)[20mシャトルラン。247回まで行けたらおばあちゃんには手を出さない]



   ('A`)「無理です。ゲームじゃないし、テストだし」



 (^ω^)[おい、自信どこ行った]



   ('A`)「早く出してくんない?ババァはどうでもいいや」



 (^ω^)[おい。おばあちゃん子設定どこ行った]



   ('A`)「いや、おばあちゃん子っつうか、おばあちゃんがくれるお小遣いっ子だから俺」



 (^ω^)[そんな子いねぇ……いや、沢山居そうだな]



   ('A`)「なぁもう良いだろ?出してくれよ。ババァは施設にぶち込めばいいよ」



 (^ω^)[清々しいクズだな]



   ('A`)「は?俺が外に出る。ババァが施設の中に入る。等価交換じゃん」



 (^ω^)[お前に価値があると思ってんのか?]



   ('A`)「どっちもマイナスじゃん」



 (^ω^)[お前だけだよクズ野郎。ダメだ、20mシャトルランを247回まで出来なかったら外には出さん]



   ('A`)「は?お前通報されるぞ?」



 (^ω^)[誰に?]



   ('A`)「父さんとか、母さんとか……っは!」



 (^ω^)[二人は喜んでお前を私に引き渡したよ]



   ('A`)「チクショオオオオオオ!!!」



 (^ω^)[だが、私も鬼ではない。私の下で働くことを約束すれば、ここから出そう]



   ('A`)「嫌です」



 (^ω^)[じゃあ、そこで死ね]



   ('A`)「おいおいおいおい!嘘に決まってんじゃ~ん!」



 (^ω^)[じゃあ働くんだね?]



   ('A`)「あ、労働条件とか大丈夫っすか?僕残業とか絶対したくないんですけど~」



 (^ω^)[大丈夫だ。ここは東南アジアの島国でね。残業なんて概念など無いよ]



   ('A`)「やったぜ!え?当然だけど完全週休二日だよな?」



 (^ω^)[そうだな。まぁ、週に2日分くらいは休めるかな?]



   ('A`)「めっちゃホワイトじゃーん!」



 (^ω^)[貴様にはここでコンピュータ製品の製造を行ってもらおう]



   ('A`)「住むところとかあるの?」



 (^ω^)[大丈夫だ。寮を用意してある。4畳半ほどのな]



   ('A`)「なんだ。狭ぇな。ま、しょうがねぇか!我慢してやるぜ!」



 (^ω^)[くく、そうだな。少し狭くなるだろうが我慢してくれ]



 (^ω^)[さて、それじゃあモニターの裏にある紙にサインをしろ。

 

       そうすれば、部屋から出してやる]



   ('A`)「よっしゃー!」スラスラ



   ('A`)「これでいいだろ!?」



 (^ω^)[ああ]



   ('A`)「これで、おれは自由だァ!!」



ガチャッ!




























 (^ω^)「いいや。これで貴様は終わりだ」



( ・∀・)「すいませんでした。最後までご迷惑をおかげして」



 (^ω^)「いいんですよ。アナタが気に病むことじゃない」



( ・∀・)「しかし、あそこまで甘やかしてしまった私にも原因があります」



 (^ω^)「いいや。祖父母は孫を甘やかすのが役目だ。

 

       その優しさに溺れ、何事も為して来なかったのは彼自身の問題

       

       それに……これはアナタだけじゃない。家族全員で決めたことでしょう?」



( ・∀・)「はい……それでも最後に、


       最後にチャンスを与えて下さいとお願いしたのは私です……」



 (^ω^)「いいですか。彼には最後にチャンスを与えた。簡単な体力テストだ。

 

       それをクリアできなくとも、挑戦する意志があれば、

       

       アナタを救う意志が見受けられれば、私は彼を自由にするつもりだった」



( ・∀・)「でも……」



 (^ω^)「しかし彼は挑戦すらしなかった。

 

       最初で最後のチャンスを、みすみす逃したんですよ。彼自身の意志でね」



( ・∀・)「……」



 (^ω^)「これが答えです。彼はもう日本の土を踏むことは無いでしょうね」



( ・∀・)「ああ、私はなんて罪な祖母なのでしょうか」



 (^ω^)「アナタは本当にお優しい方だ。しかし、チャンスは一度しか無かったんですよ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ