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俺と可愛い大賢者  作者: Lain
26/35

ザブ族の領域遊び【4】

勝負は終盤に差し掛かっていた。

残り5射を残した所で現在の点数が3780-3970やはり約1射分届いていない感じだ。

35射目に二回目の休憩を挟んでからのニーリスは、更に集中力が増したのか全くぶれなくノーミスで高得点ばかりを当てていた。

ファイリスさんが弱い訳では無くニーリスが強すぎる感じだ。

逆転出来ない点差では無いが、ニーリスがこのままミスをしないなら厳しい勝負になりそうである。

ふと見るとニーリスは手を止めてファイリスさんに向き合っていた


「さて、ここまで競ったお姉さんに敬意を表して最後5射は本気の本気でやるますね。あ、まず最後の5射はルールが変わって交互では無くて5射づつ射ちます。これから私は変わった射ち方をしますけどルール違反で無いと言っておきます。では私から射たせていただきます」


ニーリスは矢の束がある場所から『三本』掴んだ。

まさか変わった射ち方って・・・。

案の定三本を纏めて弓につがえると、ニーリスは今までで一番力を込めて弓を放った。

一本で射った時と全く変わらぬ威力でそれぞれ別の的に飛んでいく矢は、寸分違わず的の真ん中を射抜き、しかも高得点だけをきっちり捉えていた。


「どうやったらそんな風に矢が飛ぶんだよ。物理法則とかどうなってんだ・・・」


魔法が当たり前の世界で何を言っているのかと思うかもしれないが、明らかに別々に射ったかの様に飛んでいった矢を見て、何か仕掛けがあると疑ってしまうのは仕方がないと許して欲しかった。


「これは・・参ったわね。確かに『1射』だけど、驚きを禁じ得ないわ。真似しようにも出来ないし」


ファイリスさんは敗北宣言ともとれる発言をしてる間に、ニーリス側の5射が終わり、額に大漁の汗を滲ませたニーリスがこちらに近付いてきた。


「やはり・・・5射のみでもきついですね」


ニーリスは自分の手を見て震えを抑え様としていた。

物凄い集中力だったのが伺える。

点数は5000を越えていて同じ芸当でも出来なければ追い付けない差になっていた。


「さあまだ勝負終わっていませんよ?最後までやりきり・・・・・・・・・・・・・・!!!」


そう言った所で急にニーリスの表情が変わる。


「馬鹿な!そんな事は出来ない!?・・・なっ!ふざけないで下さい!!」


一人で叫び続けるニーリスに困惑する俺達。

だがリリア様には事情が分かるのか説明してくれた。


「念話じゃな。一族どうしで何か話しておるのじゃろう。あまり良い話ではないようじゃがな・・」


険しい顔でリリア様が考えていると、ニーリスが項垂れた様子でこちらに飛んできた。


「まず・・・お伝えしなければなりません。領域ルールが強制的に変更されました。皆さんが負けた場合・・・『空間ごと皆さんは消滅します』」


ニーリスの言った事に流石のリリア様も驚いた様に目を剥いた。


「ゲームの途中での無理なルール変更じゃと・・・・何人死んだんじゃ」


「およそ半数程が亡くなりました」


どうやら外でとんでもない事が起こったようだ。

ニーリスに事情を聞くとこうだ。

方法は分からないが、領域の外から管理領域に干渉してザブ族を脅し、俺達を殺す様なルールに変更させた奴がいるらしい。

だがこれは十中八九さっき俺達に魔法を放った奴に関係している筈だ。

という事は彼等を殺したのは間接的に俺達と言ってもおかしくなかった。


「リリア様達は悪くありません。悪いのは外にいる何者かです」


「悪いのう」


ルール変更がされたのは分かった。

勝たなきゃ死ぬのも分かった。

分かったのだが・・・。


「ここからの逆転は困難極まる」


テインさんが呟く。

そう正にさっき本人も言っていた。

同じ芸当でも出来なければ勝てないと。


「正直、やれと言われればやってやれない事は無いと思う。でも初めての挑戦でただでさえ無理をする上に1射も外せず、更に点数を越えなきゃいけない。これははっきり言って無理です」


ファイリスさんは悔しいのだろう、歯噛みしながらも無理と断言した。

となると残る選択肢は1つ。


「赤い的を見付ける事」


でもさっきまで探しに探したのに見付からなかったのだ。

ニーリスも教える事が出来ないからだろう、ずっとこちらを見ずに壁のを見ていた。

・・・・ん?ニーリスが見ているのはさっきリリア様が言っていた方の壁じゃ無いか?

皆が方策を考えている最中俺はニーリスと壁を見ていた。

するとニーリスがこちらを一瞬一瞥してまた壁に視線を戻した。

でもやはり壁には何の異変も感じられない。

目線は気のせいだったのだろか?

もう一度良く壁を観察する。

壁にはほとんど模様が無く、黒い線が間隔を開けて部屋を一周する形で伸びているだけ。

他には何も装飾はないまっ平らな壁だ。

足元にも線は来ていて俺はそれを見ていた。






・・・・・・・・・・あれ?

あぁ!もしかして!!

部屋全体を見渡し最後に『ある場所』見た。

見付けた!赤い的!

さてヒントを書きすぎたきもしますが、赤い的は何処にあったのでしょうか?

分かった方はメッセージくれても良いですよ(^^ゞ次が更新されるまでですけどね。

まあ流石にバレバレかな?

分からない方は最初から読み返すと分かりやすいかも。


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