表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺と可愛い大賢者  作者: Lain
14/35

獣人村騒動【6】

「俺の読心魔法はいないんじゃ探せませんよ?」


「本当にいなければの話じゃ」


「え?」


「遮断魔法は自分や干渉してる物の事を物質的、魔力的に認識を遮断するのじゃが実際に存在していない訳ではないのじゃ」


「リリア様は探知魔法とか出来るんじゃないですか?」


「確かに使えるが遮断魔法が使われていては魔力的な探知には引っ掛からないのじゃよ」


じゃあ読心も駄目じゃないのかな?


「じゃが心まで遮断しておるかは分からんじゃろ?儂は生まれてから今まで読心魔法なぞ聞いた事はなかった。お主は相手に干渉しているようでそうではなく、人から漏れ出る心を拾っている様に感じるのじゃ」


「漏れ出る心を拾う・・・」


そんな風に考えた事は一度もなかったが、何故かその言い回しがしっくりきた。


「まあ駄目で元々じゃと思ってやってみよ」


「ちょっと待てよこんな奴に何が出来るっていうだよ」


話が纏まりそう、っという時にマナが口を挟んできた。


「こら失礼な事を言うんじゃないと言っただろうが」


これまで黙って聞いていたギルクもマナを止めるために声を上げる。


「この人が凄い人らしいのは分かりましたよ。でもこんなガキに何が出来るんですか?私にあっさり捕まってここまで連れてこられた間抜けですよ?」


「そのガキにさっき身動き取れなくされたのは誰だよ?」


流石にここまで言われては黙っていられない。


「なんだって!!」


「やめんか馬鹿者」

「やめなさいマナ」


両方両者からたしなめられる。


「マナとやらはトーヤが気に入らんのじゃな?」


「正直言えばそうです」


正直に言い過ぎてやしないかいお前は。

いい加減キレていいよね俺。


「ふむ、ならお主がトーヤを見張りながら見付けられるか試してみるというのはどうじゃ。どうせ今のところ手詰まりなのにかわりはないのじゃろ?試しても無駄ではないと思うがどうじゃ?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・分かりました」


嫌そうだなおい。


「トーヤも『ケンカ』せずにやるんじゃぞ?」


そんなに強調しなくても分かってますよリリア様。


「儂等は儂等で探す。お主等はいなくなったと思われる現場からたどってみるのじゃ」


「「分かりました」」


声が被るとマナはまた嫌そうな顔をして顔を背けた。

こんなんで大丈夫かよ本当に。

先行きが不安過ぎる捜索の始まりだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ