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帰ろうか・・・

本日、二話投稿しております。

あ、そうそう。

この間、アンケートツクール様で、キャラクター人気投票なるモノを作り、毎話の下にリンク貼りしましたので、出来ればご協力頂けると幸いです。

助っ人を得たので、サクサクと探索が進んで行く。

やっぱり、まだ部屋の中に隠れている盗賊は結構いて、奇声を上げて襲い掛かってくる。

中には、両手を後頭部に当てて、寝そべって降伏していた盗賊もいたので、取り敢えず【捕らえるロープ君】で亀甲縛りにして天井から吊り下げておく。


三階最後の部屋を調べ終わったので、四階に行こうとした時、階下から怒号が聞こえた。

ちょうど真下からのようだ。


『おい!てめぇ、俺のアジトで好き勝手しやがって!!』

『貴様!!人質を解放しろ!!我が国民に手を出すとは良い度胸だな…』

『うるせぇ!!近寄りやがったら、コイツの命はねぇぞ!!』


どうやら、二階に人質は居たみたいだね。

多分盗賊団の親分と一悶着しているようだ。


私の分身二人は、どうする?とでも言いたげに私の顔を見てきた。


まぁ一つ分かった事は、エーリカんは交渉するのが向いてないって事だ。

なんかこう、すごい煽ってる。


「床を破って、頭上から強襲しようか…」

「「にん」」


せーの!で右足を思いっきり床を踏んで石畳を割り、三人で親分だと思われる盗賊の後ろに落下する。

驚いている親分の両脇を分身が固め、背後から親分の頭を掴んだ私は、驚愕を貼り付けたままの頭を横に一回転させた。


親分が崩れ落ちるのを確認するまえに、人質の女の子を抱き留めて、手で眼を覆う。


「伯母上!」

「間に合ったかな?」

「助かりました…ところで、何故伯母上が沢山?」

「「にんにん」」

「あ、お疲れ様。もう大丈夫だよ……何この袋、あぁ、耳が入ってるのね。どもども、ご苦労様」

「「「「にん!」」」」


四階組が帰ってきて、耳入り袋を渡してくれたので、お礼を言ったら四人共頷いて、またボフンと煙を出して消えた。


「いまのは、私が出した分身だぉ。分身一人一人は、私の十分の一くらいの強さかなぁ」

「もう、何でも有りなんですね……人質の少女は大丈夫ですか?」

「場所を一旦移そうぜぃ。死体が有るのはよろしく無いと思われ」

「分かりました」


直ぐ近くの部屋に入ってから、女の子の顔から手を外し、椅子に座らせた。


前に回り込んで、エーリカんと一緒に並んで、ヘルムを外して目線を合わせた。


ヤヴァい。すごい可愛いんですけど……

なにこの娘、お人形さんみたい!!って奴じゃないですか?

ぐぉっ!?お、落ち着け私の右手よ!!ま、まだ早い…出会って直ぐの人はだめだぉ!!


「お、伯母上!?どこか怪我でもした……」

「だ、大丈夫…気にしないで」


なんと言うか、この娘レイプ目してると言うか…

もしかして間に合わなかったんかなぁ。

それに、なんかすごい血糊で汚れてるし……

だけど外傷は見当たらないと?

一体何が?

まぁ、何にせよ先に綺麗にしてあげようか。


「【ピューファイ】」


私の手の先から出た青色の光が女の子を照らし、血糊や汚れが消滅していった。

後には綺麗になった、放心状態の女の子が残った。


「やぁ、私達は君を助けに来たんだけど、君の名前は?」

「・・・」

「………ダメだぉ。エーリカん、ど、どうしよ」


虚空の一点を見つめている女の子は、呼吸はしているが反応が返って来ない。


「私には何とも……」

「そう……だよねぇ」


仕方無いので、先ずは視線を合わせる事にする。

優しく丁寧に女の子の顔に両手を当て、こっちに向かせる。

そんでもって、焦点の合ってない深紅の瞳を真っ直ぐ見つめてから、当たらない距離で猫騙し。

バッチーンと炸裂音が響き、エーリカんがひっくり返った。


「なにやってるんですか!!」

「まぁまぁ」


改めて女の子を見ると、何の色も浮かべて無かった瞳に、驚きと恐怖が浮かんでいた。

作戦は成功だ!


「やっぱり、本能には抗えないよねぇ。ほら、私の事を見て。こっちだと黒い目は珍しいでしょ?」


初めて女の子の目がこちらを向いて、焦点がイマイチ合ってないが、視線が交差した。

若干顔色も戻った気がする。


「君の名前を教えてくれないかなぁ」

「・・・」


沈黙が返ってきた。

もう少し粘ってみる。


「えぇっと、じゃあ君は何もじゃべらなくても良いとして、勝手に話さしてもらうねぇ」

「・・・」

「よしよし、肯定と受け取りまする。先ずは、下手人…盗賊達は私とエーリカんが討伐しました。一部を除き、生きてるヤツは居ないと思う。それで、私達は冒険者で、君の事を救助するために派遣されて来たわけ……」

「・・・」

「多分だと思うけど、依頼主はお母さんだと思うんだ。依頼書に書かれていた字が、そこそこ綺麗だったし」

「・・・」


今度は下を向いてしまった。

沈黙が辛い…

取り敢えず、こう言う時は頭を撫でておく。


「エーリカん、まだ時間有る?」

「そうですね……日没後は危ないので、その前には行きたいですから、居れても一時間と言ったところでしょうか」

「一時間かぁ……分かったぉ」


もう一度女の子の頭を撫でてから、しっかりと抱き締める。

もちろん甲冑を纏っているから、痛くないように上手く抱き締めてはいるつもりだ。


「私は強姦された事は無いけれど、私もそんな眼で視られる事もよくあったからさぁ……気持ちは分からんでも無いぉ」


奴らは私の胸しか見てなかったがな!!

顔が悪くて悪かったな!!っと、面を向いて言ってみたい。

特にリア充なんか爆発してしまえ!

高校の時も、私が近くに居るのを知ってるクセに、何回ヤっただの男入れ食いだのセフレがどうのとか言いやがって畜生め!!貴様らなんかただの腰軽クサマンヴィッチのクセにぃぃぃぃ!?売女タヒね!!大人になってから、ちゃんとした職業としてヤりなさい!!避妊は大事!!ヤれば出来る子!!ダメ絶対!!


「きぃぃぃぃぃ!!雄輔のバカヤローっ!!私より先に子供作るとか許さん!!」

「おおお伯母上!?落ち着かれたい!!しかも、考えていた事が駄々漏れでしたし、被害者の娘も怖がっていますから!!」

「はっ!?しまった!またやってしまった…っ」


恐る恐る女の子を見てみると、若干引き気味な女の子と眼があって、クスリと笑われた。


「笑った!」


声は依然出てないけれど、遂に少しだけ笑顔になった!

私の自虐ネタが有効だったのかしら……?

嬉しいけど嬉しくないよっ!?

何、この悲壮感!?


「はぁぁぁぁ……仕方無い、もう何でも良いから帰ろ」

「了解です」

「・・・」


外は寒いので、防寒着でガチガチに固めてから、たまヨシヨシして、それからおんぶした。


「ふむふむ、ヘルム被った、投降した盗賊達数名をちゃんと連れてきてる、エーリカん居る、女の子よしっと。忘れ物無いから帰ろうかぁ」


『何それ漢字豆知識クイズー!パチパチパチ

このコーナーでは、普通使わない単語やトリビアな漢字の読み方とかを出題します!

正解しても何も無いけどね。

それでは行きます!


『蕨』


これはなんと読むのでしょうか!

出来ればパソコンで調べるのはやめましょう。

そして、前回の答えの発表です!


『棗』と書きまして、『なつめ』と読みます。

なつめとは、クロウメモドキ科の落葉小高木です。

名前の由来は、夏に芽が出るからだそうです。まんまですね。』

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