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ちょっとしたお休み(1)

「マジマジ。大真面目」


何やら思案顔になった青騎士は、暫く考えていたが、頭を横に振って何時もの人生が面倒臭そうな顔に戻った。


「どうかしたの?」

「いや、なんでも無い」

「有るヤツは無いって言うのがお約束なんだけどさぁ」

「ちょっ、本当になんでも無いってばよ!」


なんだか必死に否定しようとしてるけど、身体全身を使ってジェスチャーするもんだから、怪しさ満点気分不快なんだよね。

どう見ても怪しくて変態です。本当にありがとうございました。


「おい」

「な、なんだよ…」

「お前って嘘付くの下手だろ」

「なっ!」

「菜っ葉も木っ端もねぇ!!青騎士の分際で、私に隠し事をするなんざ百億万年早いのさ!!」

「……なぁ、そこの白いゴブリン・ロードよぉ」

「ほぇ?わたしですかぁぁ?」

「百億万年って単位あったか?」

「さ、さぁ…わかんないですぅぅぅ」


グッ!コヤツよりにもよって、揚げ足取りやがってっ!?

中々出来るようになったな、ガンダ…じゃなくて青騎士。


お母さんは、そんな風に育てた覚えはありません!

どうしてこう育ってしまったのかしら…きっとお父さんのせいね!そうに違いないわ!?


「瞳子に育てられた覚えなんか無いぜっ!?」

「また副音声が!」

「ふぇぇぇ、無意識に喋ってて怖いですぅぅ」

「シャラーーープッッ!!」

「ひゃぅぅっ!!」

「うわっ!?…なんだよそのポーズは」


最近おかしいぞ、心の声が駄々漏れになってる。

どうなっているのやら。


「なにって、荒ぶる鷹のポーズだよ。文句あるんか?お?」


顎を引いて肩をすくませた青騎士は、そのまま後ろを向いて、本日の戦利品が入った紙袋から、戦利品を机の上に並べ始めた。


それっきり会話が無くなってしまった。

フェルちゃんが、青騎士と私の間をキョロキョロしてる。

どうして良いか分からないって感じで。


少し青騎士を邪険にし過ぎたかなぁ。

まぁ、今に始まった話じゃ無いんだけどね。


ここは一つ、大魔王である私がこの空気をなんとかしましょう。

ええ、してやりますとも。

セクハラでな!!


「…………(うひうひうひ)」


まずはステータス画面を開いて、職業の欄をタッチしましょう。

次に、職業を選びます。

最初は忍を選びましょう。

出来ましたか?

では、目標の背後にスキルを行使して気配を消しつつ回り込みましょう。

出来ましたね?

では、息を頑張って殺しつつ、職業をマッサージ師に変えます。

はい、あとは後ろからオπを丹念に揉みほぐしてあげましょう。

その時に、逃げられないように密着しながら足の関節を固めておくと良いでしょう。

ほら簡単!

これで相手はあなたの手のひらの上です!


「ふぅっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」

「うわっ!?何をっ…ちょっま!?止めろ鎧を引っぺがすな!!無理やりだと壊れるだろッッ!!」

「ふぅっはっはっはっはっはっはっはっはっ」


この程度の鎧など、こうして、ああして、ここを捻れば留め金が取れるんだなぁ。


ガチャンと胴丸の部分が外れ、地面に前の部分が落ちた。

後ろの部分は、肩当て部分があるせいと、身体が密着しているせいで落ちないでいる。


まぁ、脇の下の隙間から手を突っ込むと言う選択肢もあったけれど、青騎士の場合鎧を改造していて、着用上どうしても隙間を作らないとならない所には、しっかりと鎖帷子を張り合わせてあるから、引っ掛かる可能性が高い。


「瞳子、何処触ってやがる!?」

「ふぅっはっはっはっはっはっはっはっはっ」

「話を聞けーーーッ!!ひゃぁん!」


青騎士の分際で、中々良いもん持ってんじゃねぇか。え?

けしからんCカップにはお仕置きが必要だと思うんです。

お仕置きが必要だと思うんです。

大丈夫な事なので二度言いました。


「おらっおらっ!これが!これが欲しいんだろ!?」

「ちょっ、こらっ!んんっ…はぁはぁ…あぁん!?」


ふぅっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!

見える、見えるぞ!!

マッサージ師のパッシブスキル、秘孔開眼により貴様のツボの位置がな!!

ついでに岩みたいな肩凝りも解しておいてやろう。


「あぁんっ……お、そこ気持ち良いな…」


まだまだこれからなのだぜ?

これから大変なツボを押したいと思います。

え?場所?企業秘密に決まってるじゃないですか。

ではでは…グリッとな。


「あぐぅっ!?!?…な、なんだこれ…身体が、熱い…ぃぃい!?ああああああああああ!!!!」


青騎士が、ヨダレを口の端から滴ながら、アへ顔で小刻みに痙攣し始めた。


おぉ、びくびくしとる。

ちょっと効きすぎたかなぁ。


「ふぇぇぇ、青騎士さん大丈夫なんですかぁぁ!?」

「うーん、多分平気だと思う…」

「あぅあぅあぅ…ダメッ、またイク!うぐぅぅ!!」

「駄目かもしれない」

「ふぇぇぇぇん」


そろそろ戻してあげようかなぁ。

………えっと、どうやったら治るん?

まぁ、適当に押して行けば良いんじゃね?


「えい」

「ひゃうぅぅぅぅぅぅぅぅんっっ!?!!」

「あら失敗」


その後、約10分くらいあっちこっち押してたら、なんとか収まった。


「ぁ………ぁぅ…」


なんか廃人みたいに見えるのは気のせいじゃ無いよねぇ。

まずはベッドの上に横たわらせて…

うわぁ…びしょびしょだぁ…


「……ひぐ………もう嫁に行けない…ぐすん」


なんか柄にもない事を口走り始めたぞ?

あれ?

青騎士ってこんな事を言う性格してたっけか?


「お、おぃ青騎士ぃ。お前そんな柄して無いだろぅ…泣くなって」

「オレだってな、オレだってなぁ…ぐずっ…女の子なんだ!」

「おぉぉぉぅっ!?」

「瞳子のバカ野郎ーーッ!!」



『何それ漢字豆知識クイズー!パチパチパチ

このコーナーでは、普通使わない単語やトリビアな漢字の読み方とかを出題します!

正解しても何も無いけどね。

それでは行きます!


『鬱金』


これはなんと読むのでしょうか!

出来ればパソコンで調べるのはやめましょう。

そして、前回の答えの発表です!


『女郎花』と書きまして、『おみなえし』と読みます。

オミナエシは、合弁花類オミナエシ科オミナエシ属 の多年生植物。秋の七草の一つで、チメグサ、敗醤はいしょうともいうそうです。』

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