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人里までの道のり(3)

こんなんで…どうすか

頭ボサボサで、半眼の丸眼鏡で、ひょろひょろの胸だけデカイ女が踊りたくっている。

絶対に見覚えがある顔だ。

あぁ、わかった。あれは私か。

てことは、これは夢かぁ。何で、夢の中でオタゲする私を見なきゃいけないのかが理解出来ない。

だけども、我ながら素晴らしいオタゲをしている。

さすが私。カッコイイぜ!


「……【サンダーボルト】!」

「あばばばばばばばばばッッッ!?!?」


し、痺れる!だ、だだだだだ誰だっ!?

わわわわわわわ私の安眠を妨げる奴は!?


「なななななな、何をするだー!ゆゆゆゆゆゆゆゆ許さん!!」

「クソ!なんだコイツ!?全然効いて無いぞ!」


ん?コイツ?てか誰だこの目の前のオッサン達は…なんかこう、成り損ないのチンピラみたいな顔で、サンタさんの汚くした感じのモジャモジャの髭に、いかにも手入れが行き届いていない感バリバリの傷だらけの防具。

そう、これじゃあまるで盗賊さんじゃないですか。

ちゃんとお風呂に入ってないでしょ…臭うなぁ…服もヨレヨレでシミだらけだし。


「てめぇ!金目の物を出せ!そうすれば、殺さないで可愛がってやる」


何を言っとりますかいのぉ…お?

私から金銭奪って、その後は服を剥ぎ取って私のオπ(オパーイ)で目くるめくけしからん事をするつもりなんですね、分かりますが分かりません。

そもそも大魔王の私に人間ごときが命令するなど言語道断だぁっ!!

第一、


「ばっちいオッサンに興味なぞ無いわっ!ふぅっはっはっはっはぁ!!」

「な、なんだコイツ!とち狂ってやがる!」


どうだ、恐れ慄くが良いわっ!!

今なら………おやおや?


視線の先には、三人の盗賊に組み伏せられて、助けを求めるような眼でこちらを見上げているリーラちゃんと、片足を摘ままれスカートを必死に押さえているミルクたんがいた。

おぉ、眼福眼福。おパンテ、パンストの神様ありがたや……

昨日と違って今日のパンツの色は黄緑ですか、良いぞ良いぞ!

ええじゃないかええじゃないか…盗賊さん様々ですね。

って拝んでる場合じゃ無かった。

よくも、そのばっちい手で二人を触ってくれたな。

しかも、リーラちゃんはモミモミされてるし…私だってまだモミモミして無かったのにぃぃぃッ!!

許せん!

この恨み、晴らせでおくべきかぁ…


「さっきはよくも、電気ショックを浴びせてくれたな。危うくイっちゃ……ともかく、そのバイキンマンだらけの〇ンカスな手を、二人から離しやがれってんだい!!」


ちょちょーん!決まった…


「て、てめぇ!」

「お?なんじゃいワリャ、ワイとやろうってか?良い度胸だ。ぶっころしちゃる!!……ごごごごめんなさいぃぃい!こっち来ないで!」

「野郎共!この、キ〇ガイのクソアマをやっちまえ!!」


おっと出ますた。クソアマだて。

この頭脳明快にして世界優良チビッ子選手権大会優勝を飾った事のあるこの私を、キチ〇イだて。

これはもうやっちまうしかないよね。


剣やナイフを抜き放ち、おめめギラギラさせて、盗賊が襲い掛かって来た。


「誰がキ〇ガイじゃい!【エレクトリックストリーム】!!」


とっさに思い浮かんだ雷属性の上級魔法を唱えた。

突如高電圧の稲妻が発生し、竜巻のように私の周りを回転し始め、周囲に指向性の電弧を放出する。

放射された電弧の一つが導かれるように、飛び掛かって来た盗賊Aに直撃して、閃光を放った後に黒焦げになって倒れた。

飛び掛かって来たはいいが、止まれずに稲妻のカーテンに頭から突っ込み、電圧に耐えれずに爆散した盗賊B。

サンダーボルトの魔法を放ってきた盗賊Cは、放った電撃を稲妻の竜巻に跳ね返されて、感電して気絶した。


リーラちゃんやミルクたんを捕まえていた盗賊にも直撃し、絶命していく。

辺りには、肉の焦げた香ばしい香りが漂う。


「ふぅっはっはっはっはぁ!!怯えろ諌め我を崇めよ!!これが私の大魔王(自称)の力だ!!」

「…マスター。諌められちゃダメですよ…」


敢えて聞こえて来なかった事にする。

気が付いたら、立っている盗賊はいなかった。


「成敗」


ふっ、私カッコイイ。


取り敢えず決めポーズを取ったら、倒れた盗賊の下敷きになっているリーラちゃんを発掘して、ミルクたんをペロペロする。


「マ、マスターぁ!んんっ…あ……あん!」

「うへへへ、ミルクたん可愛いよぉ甘いよぉ…ペロペロレロレロジュルジュル…舐めて綺麗にしてあげるぉ!」

「だ、たから!」

「リーラちゃんもレロレロしてあげよう!」

「キャァ!!瞳子さん放して!…こんな所じゃイヤです!」


おや?こんな所じゃなきゃいいのですかい?

うへへへ、言質取ったり。

仕方がないので、リーラちゃんを解放してあげた。


「瞳子さんは本当にえっちなんですね」

「そんなに誉めても何も出ないよぉ」

「マスター、それは誉めてませんよ。きっと」


なんにせよ、私には誉め言葉でっせ。


その後、荷物を片付けて生きた盗賊を樹に縛り付け、街に向かった。

立ち去る前に、リーラちゃんが、無表情でモンスターを集めるアイテムをぶっかけていたのは、ご愛嬌だろう。


流星街道と呼ばれるらしい、二車線道路位の幅がある土剥き出しの道路を、ひたすら歩いて行く。

たまに馬車とすれ違うか追い越される位で、全然人とすれ違わない。

流星街道の脇は、鬱蒼と茂る森か、広大な草原かのどちらかだった。

急に風景が、麦畑になった。

村か町が近いに違いない。


「ねえねえ、まだ町が何かに着かないの?」

「そうですねぇ、あと10キロル位ですね。町じゃなくて村ですけど」


キロルとは距離の単位で、日本で言うところのキロメートル。

メートルが【メトル】で

センチが【セチル】で

ミリは【ミール】らしい。


ちなみに、重さの単位が、

トンで【トルイ】

キログラムで【キロイ】

グラムで【グムイ】

ミリグラムで【ミーイ】とのこと。


当て嵌めてみただけだから、正確にはあっているか分からないが、増え方は同じだった。


千メトルで一キロルと言った具合だ。


言語については、何故か日本語だが、文字はまだ見てないから、どうなっているか分からない。


リーラちゃんは、日本語の事を神聖大陸語と言っていたので、文字は神聖大陸文字なんだろうか。


呼び方が変わっても、その方が楽で良いのだけど。


しかし、10キロルもあるのね…もうそろそろ、私限界かも…流石に凸凹砂利道でのスリッパ行軍はキツイ事がわかった。


「そうだ。別に【厠のスリッパ】じゃなくても良いじゃん。スキルも大した事無いし」


早速、ステータス画面を開いて、装備の項目から足装備をタッチして外した。


【厠のスリッパ】が消えた。


そんでもって、もう一度足装備をタッチして、【魔界のサンダル】を装備した。

【魔界のサンダル】は、形こそ古代ローマ人達が履いていたサンダルだが、禍々しいオーラが出ている。

このエフェクトは、私得だね。

しかも、付属スキルが凄い。

移動速度上昇(大)、疲労無効、耐闇属性上昇(大)、耐光属性低下(大)、闇の波動

ん?なんだ闇の波動って…よく分からないけど、まぁいいや。


「デゥフフ、これで素ん晴らしいパワーを手に入れた…」

「なんか、真っ黒ですね…」

「さぁ、リーラちゃんおいで~、オジサン(注、女です)が運んであげよう」


さりげなくお姫様抱っこして、おっぱい揉んじゃうもんねぇ、うへうへへうへへへwww

こんな美味しい思いは、一度しないとねwww


「遠慮しておきますよ。どさくさに紛れて、色んな所触られそうですし」

「ちっ」


バレてたか…


「やる気だったんですか…」


なんか呆れられてない?呆れられてない!?

うはっ、この感覚たまんねぇw


しかし、こんな所でめげる私では無いのだよ諸君。


「じ、じゃあおんぶで」


これならどうだ!お尻で勘弁してやんよ!


「いや、それも遠慮しておきますね」

「何故だぁぁぁぁ!?」

「えぇぇぇぇ!?」


こうなったら、意地でもいじけてやる。

ウジウジ…うぇーん、リーラちゃんが虐めるぅ。


大声で泣き叫んでみるのも手だな。


「分かりました!分かりましたから!いじけないで下さいよ!!」

「言ったな!今聞いたからね!うへへへ、これで堂々とリーラちゃんにイタズラでくるぉ!性的な意味で」「やっぱりですか……おぉ、森の神よ…」


言質を討ち取ったので、リーラちゃんをお姫様抱っこして、近隣(10キロルあったけどね)まで走った走った。


途中、しっかりと、胸当ての脇から手を突っ込んでおっぱいを揉んじゃったぜ!うひゃうひゃうひゃwww


羞恥で顔を真っ赤に染めたリーラちゃんをみ、見ると…もう、オジサン。だ、ダメなんだなぁ。


あら、もう村が見えて来た。

……あれ?なんか弓を向けられてるんですけど…




出来れば、お気に入り登録お願い致します。

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