2 ~胸の高鳴り~
「おはよう!」
「おはよう!!いりさ♪」
「学校行くよね?」
「もちろん」
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「おはよう!颯太くん」 )聖南
「・・・・・! おはよう」 )颯太
「おはよう」 )西砂
「西砂みたぁ~~?」
「見た見た!!」
「私見てあいさつしなかったくせにぃ」
「それは我ながら感じた!」
「やっぱし向いてないのかな?」
「もうちょっと頑張ってみようよ!」
「そうだねぇ・・・・」
聖南は颯太に対して今はもう開き直っている
そんな中、私は心の底に何かあるような気がした
不思議・・・・・どうしたんだろう私?
「ねぇ聖南?」
「ん?」
「聖南はさ、颯太のどこが好きなの?」
「全部!」
「全部!?」
「うん! 顔とか性格とか全部!」
「へぇーすごいねぇ・・・・」
「西砂ひいてない?」
「ちょっと」
「ひどいーーー!」
「そんなつもりじゃないから大丈夫!」
「そうだと思ってるけどさっ!」
聖南は全部がすきって言っていた
人のすべてを好きになることなんてあるのだろうか・・・・
「おいっ西砂」
「はっはい!!」
「お前今寝てたぞ!」
「えっ!?ほんとに!? あっありがとぅーーー」
初めて颯太に名前で呼ばれた
胸が少し高鳴った気がした
こんなことが今日は何度もあった
なんなんだろう・・・・
「ねぇ聖南?」
「ん?」
「あの、ゴメンナサイ!!」
「えっ!?なにが??」
「よくわかんないんだけど、恋したかも・・・・」
「うそ!西砂が!?」
「うん・・・」
「誰に誰に?????」
「それが・・・・颯太。」
「・・・そっか。 そーだよね!アイツかっこいいし!!」
「あの、ほんとにゴメンナサイ。。。」
「ううん、いいよ別に!」