君ノ木陰
都会から祖父の住む港町に引っ越してきた、月宮一臣。
彼が高校の入学式の日に出会ったのは桜の花を食べる不思議な少年、桜海。桜海はこの世の者ならぬ存在で、一臣にしかその姿を見ることができないという。彼自身は自分のことを「桜の呪霊」と名乗った。
桜の花が咲く頃にしか目覚めない桜海と、一臣は文字通り人知れず逢瀬を重ねていく。
彼が高校の入学式の日に出会ったのは桜の花を食べる不思議な少年、桜海。桜海はこの世の者ならぬ存在で、一臣にしかその姿を見ることができないという。彼自身は自分のことを「桜の呪霊」と名乗った。
桜の花が咲く頃にしか目覚めない桜海と、一臣は文字通り人知れず逢瀬を重ねていく。