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いずれ雷神帝と呼ばれる転生者  作者: 天覇 蒼紫
第二章 幼少期編
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第十八話 魔物の脅威


「お疲れ様です。いい経験になりましたか?」

「ああ、いい経験になったよ」


「そうですか。ではそろそろ帰りましょうか」


「わかった」




「ただいま。父さん」


「ああ、おかえり」


「スタンピードは大丈夫?」


「いや、状況は良くない。さっき兵が帰ってきて、報告を聞いたがやっぱりあの森でスタンピードが起こっているみたいだ」


「そうですか。その強さ的には大丈夫?」


「それも結構きついと思う。あの森でCランクモンスターのオーガが何十匹もいたそうだ。もしかしたらその上位種Bランクのオーガジェネラルがいるかもしれない。いや、最悪の場合を考えるとAランクのオーガキングもいるかもしれない」


「それは最悪すぎだろ。確かAランクって国は無理だけど、都市などは1匹で潰せるんだよな?」


「そうだね。でも不幸中の幸いだよ。自画自賛は好きじゃないけどこの都市には僕がいるし、元宮廷魔法騎士のエリーもいるしね。でも本格的に取り返しのつかなくなる前に今の内からエリー含めた騎士たちを派遣して被害を食い止める準備はしておくよ」


「ああ、頼む。なら、出るよ」




「はぁー、誰も死なせたくない。って言うのは夢みがちか」


父さんと話した次の日にはもう戦う準備ができていた。そして家の前に235人の騎士や冒険者が集まっていた。

冒険者と言うのは魔物を狩りその素材を売って生計を立てているものたちだ。



「父さん、エリー俺も行ったらダメか?」


「ダメだ、もしアオシが死んだ時の事を考えてよ」


「シリウス様と同じでダメです。後アオシは子供の中では強いだけで•••アオシは私たちと違って経験が少ないので『もしも』のことを考えると」


「っっ、わかった。ごめん。死なないでねエリー」


「もちろんです」


俺はその場から離れた。さっきいた場所では父さんが


「よく集まってくれた•••」


と士気を上げていた


「私たちの手で領民を守ろう。いざ、出陣」


そう、父さんが声を掛けたら列を成して兵たちは進んで行った。

さっきエリーに言われた言葉が頭から離れない俺は強くなったと過信していただけだった。エリーの言ったことは妥当だと思う。だが納得出来るかは別だった。俺はもっともっと強くなりたいとさらに思った



side:エリー


「ふぅ」


私たちはシリウス様の指示で森に行きそこにいた魔物を全て駆除をしている。自惚れではないが、私がこの中で一番強いので積極的にオーガを殺している。とは言っても結構危険だ。私は昔1人でBランクを倒したことがあるが、それはBランク最弱であったにすぎない。そして私はほとんど単独行動をしていて危ないところのカバーもしている


「次はどこに行きましょうか」


「オガー」


「ひぃ、え、エリー様助けてください」


「あれはオーガジェネラル!すぐ行きます」



「あ、きてくれたんですねエリー様」


「はい、私が詠唱してから魔法を撃つのであの魔物の気を引いてください。後絶対に近づきすぎないでください。多分一撃でも喰らうとあの世へ直行ですから」


「は、はい」


「では雷魔法の私が使う中で一番強い技を打ちます『無辺の深淵にて響き渡る雷鳴、我が手に宿りし雷神の怒りよ、天衝雷撃、霹靂の轟音をもって、敵を打ち砕け!天鳴雷無双(てんめいらいむそう)』」


この世界の魔法は普通詠唱がいらないのだが、一部の技には詠唱が必要になるが本人の技量によっては詠唱がいらない者もいる


「オガーーーー」


「はぁはぁ、後少しです。トドメをさしてください」


『うおおおお』


「オーガ」


ザシュ、ブシュー。トドメをさそうとした兵たちの頭が飛んで言った


「なっ、何が」


「オーガ」


そう鳴くオーガは普通のオーガは大体男でツノが一本だが後からきたのは女のオーガであった


「まさか、オーガクイーン。2番目に最悪の状況ですね。Bランクが2体だなんて」


「オガーー」


それは違う。そう言わんばかりにまた別のオーガが吠えた。そいつの特徴はツノが3本あると言うことだ


「っっまさか、ツノが3本?オーガの変異種!?ってことはAランクの魔物。くっ、全員逃げてください。誰か1人でも逃げ帰ってシリウス様にこのことを報告してください!!殿は私が務めます」


「ダメです。エリー様。あなたは兵の中で一番強い。一番生き残れる可能性がある。そして反撃の狼煙になります。あなたが逃げてください。いくぞ、みんな」


『おおおぉぉーーー』


「だめで•••。っく、頼みます」


私は全力で後ろを振り向かずにシリウス様に報告するために撤退しました。後ろからグチュや肉が焦げる音がしても




「はぁはぁはぁはぁ、し、シリウス様を呼んで」


「え、エリー様ど、どういたので」


「シリウス様を呼んで」


「わ、わかりました」


少ししたらシリウス様とアオシ様が来た


「エリー、どうしたんだ?」


「先ほど出た235人の兵は私を抜いて壊滅しました」


「な!?何があったんだエリー」


「本当だよ。どうしたんだエリー?」


「事の発端はオーガジェネラルが現れてからでした」


「オーガジェネラルならエリーだけでも倒せると思うけど」


「はい、確かに瀕死にはさせました。そしてトドメを刺そうとしたらオーガクイーンが現れました」


「Bランクが2体!?それは確かにきついと思うけど全体が壊滅するってことがあるの?」


「いえ、そこで撤退しようとしたのですが3本ツノのオーガが現れました」


「っそれは本当か!?」


「どうしたの父さん?」


「本当にツノが3本あるならそいつはAランク級だろうね」


「Aランク?マジかよ。どうするの?」


「そうだね。Aランクの魔物に大人数で行っても結果は変わらないと思うから、やっぱり僕が直接行くよ」


「っ父さんが!?」


「ああ、これでも僕は帝国で強い方だしね。ああ、でも流石に1人では行かないよ。エリーには後衛として付いて来てもらうよ」


「お、俺は付いて行っちゃダメか?『鑑定眼』は敵の戦力を測るために、後俺も雷魔法だけは自信があるから行っちゃダメか?」


俺はどうしても行きたくて父さんに懇願した


「アオシ、まあ、行ってもいいよ。ダメって言っても来る位なら目の届く範囲にいてくれた方が嬉しいよ」


「わかった、ありがとう」


「ただ約束して欲しいけど、僕とエリーの言うことは絶対守ってね」


「わかった。約束する」


「よし、なら森にいるゴミどもを蹴散らすか」


珍しくシリウス様の口が悪くなっていますね。相当お怒りのようで、私もですが

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