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言語を作り始めた  作者: f
言語① Glósora
7/19

名詞の格変化


 この世界では神にも人にも性別がないので、数と格によって名詞が変化します。

 数は単数と複数の二種類。

 格は五つです。主格・属格・与格・対格・呼格です。何のことやらですね。できればググって欲しいですが、軽く私の理解を説明しておきます。間違ってるかもしれない。


 主格は原型だと思って貰えばいいんでしょうか(聞くな)。主語になる時の形です。

 属格は英語でいう my です。所有を表します。

 与格と対格はどちらも目的を表します。与格は間接目的格、対格は直接目的格とも言います(これは間違ってないかちゃんと調べました)。与格は「○○に(よって)」、対格は「○○を」と訳されることが多いです。あと前置詞で区別したりとか。

 呼格は「神よ!」とか呼びかけに使うやつです。だいたい主格と同じにしますが、私の厨二病のテンションを上げるために作ります。



 格変化にもいくつかバリエーションを作ります。

 第一変化は基本的に a, o, u, それから l, r, rh, m で終わる名詞です。


 例①-a 「神」の人称変化

神は Dumá ドゥマー

神の Dumík ドゥミーク

神に Dumér ドゥメル

神を Dumói ドゥモイ

神よ Dumá ドゥマー


 主格 Dumá が基本形です。属格は語尾に -ik 、与格は -ér 、対格は -oi が付くだけ!!簡単!!簡単……?



 例①-b 「神々」の格変化

神々は Dumerío ドゥメリオ

神々の Dum'kan ドゥムカン

神々に Dumíre ドゥミレ

神々を Dumérna ドゥメルナ

神々よ Dumério ドゥメリオ


 主格は語尾に -erío が付きます。属格は -'kan 、与格は -íre 、対格は -érna が付きます。どうしてこうなるんだ。なんでかそうなったんだよ。



 次に第二変化。 e, i, ', 大部分の子音で終わる名詞。


 例②-a 「人」の格変化

人は An'heri アンヘリ

人の An'herik アンヘリク

人に An'heria アンヘリア

人を An'heroi アンヘロイ

人よ An'heri アンヘリ


 第一変化とほとんど同じ。属格は -k 、与格は -ía、対格は -oi が付きます。


 例②-b「人々」の格変化

人々は Anerío アネリオ

人々の Anerika アネリカ

人々に Aneríe アネリエ

人々を Anérwi アネルィ

人々よ Anerio アネリオ


 主格は -o 、属格は -ika 、与格は -ié、対格は -wi が付いています。


 では、第二変化のバリエーションとして、 nで終わる名詞。


 例③-a「夜」の格変化

夜は Yatzen ヤツェン

夜の Yatzek ヤツェク

夜に Yatzía ヤツィア

夜を Yatzói ヤツォイ

夜よ Yazen ヤツェン


 語尾 n が消え、語尾は同じです。

 複数も同様です。


 例③-2「夜々」の格変化

夜々は Yazéo ヤツェオ

夜々の Yatzíka ヤツィカ

夜々に Yatzíe ヤツィエ

夜々を Yatz(w)i ヤツィ

夜々よ Yazio ヤツィオ


 

 第三変化。上のルールだと座りが悪い子音が見つかった時に作ります。あまりにも適当に名刺を作っているのでいずれ必要になるはず。



●おまけ


 この言語では動詞で人称変化するので、英語のようには代名詞を使わないのですが、あると便利かなと思ったので一応作ります。


私 e エ

君 te テ

彼 vi ヴィ

あなた tizh ティズ

これ kí キ

あれ ker ケア

※性別がないので、便宜上二人称を「彼」としています。


 暇だったら格変化させてみてください。



 次回は動詞の現在形です。

 果たして時制やら相の変化やらのはいくつ作らねばならんのか……。

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