名詞の格変化
この世界では神にも人にも性別がないので、数と格によって名詞が変化します。
数は単数と複数の二種類。
格は五つです。主格・属格・与格・対格・呼格です。何のことやらですね。できればググって欲しいですが、軽く私の理解を説明しておきます。間違ってるかもしれない。
主格は原型だと思って貰えばいいんでしょうか(聞くな)。主語になる時の形です。
属格は英語でいう my です。所有を表します。
与格と対格はどちらも目的を表します。与格は間接目的格、対格は直接目的格とも言います(これは間違ってないかちゃんと調べました)。与格は「○○に(よって)」、対格は「○○を」と訳されることが多いです。あと前置詞で区別したりとか。
呼格は「神よ!」とか呼びかけに使うやつです。だいたい主格と同じにしますが、私の厨二病のテンションを上げるために作ります。
格変化にもいくつかバリエーションを作ります。
第一変化は基本的に a, o, u, それから l, r, rh, m で終わる名詞です。
例①-a 「神」の人称変化
神は Dumá ドゥマー
神の Dumík ドゥミーク
神に Dumér ドゥメル
神を Dumói ドゥモイ
神よ Dumá ドゥマー
主格 Dumá が基本形です。属格は語尾に -ik 、与格は -ér 、対格は -oi が付くだけ!!簡単!!簡単……?
例①-b 「神々」の格変化
神々は Dumerío ドゥメリオ
神々の Dum'kan ドゥムカン
神々に Dumíre ドゥミレ
神々を Dumérna ドゥメルナ
神々よ Dumério ドゥメリオ
主格は語尾に -erío が付きます。属格は -'kan 、与格は -íre 、対格は -érna が付きます。どうしてこうなるんだ。なんでかそうなったんだよ。
次に第二変化。 e, i, ', 大部分の子音で終わる名詞。
例②-a 「人」の格変化
人は An'heri アンヘリ
人の An'herik アンヘリク
人に An'heria アンヘリア
人を An'heroi アンヘロイ
人よ An'heri アンヘリ
第一変化とほとんど同じ。属格は -k 、与格は -ía、対格は -oi が付きます。
例②-b「人々」の格変化
人々は Anerío アネリオ
人々の Anerika アネリカ
人々に Aneríe アネリエ
人々を Anérwi アネルィ
人々よ Anerio アネリオ
主格は -o 、属格は -ika 、与格は -ié、対格は -wi が付いています。
では、第二変化のバリエーションとして、 nで終わる名詞。
例③-a「夜」の格変化
夜は Yatzen ヤツェン
夜の Yatzek ヤツェク
夜に Yatzía ヤツィア
夜を Yatzói ヤツォイ
夜よ Yazen ヤツェン
語尾 n が消え、語尾は同じです。
複数も同様です。
例③-2「夜々」の格変化
夜々は Yazéo ヤツェオ
夜々の Yatzíka ヤツィカ
夜々に Yatzíe ヤツィエ
夜々を Yatz(w)i ヤツィ
夜々よ Yazio ヤツィオ
第三変化。上のルールだと座りが悪い子音が見つかった時に作ります。あまりにも適当に名刺を作っているのでいずれ必要になるはず。
●おまけ
この言語では動詞で人称変化するので、英語のようには代名詞を使わないのですが、あると便利かなと思ったので一応作ります。
私 e エ
君 te テ
彼 vi ヴィ
あなた tizh ティズ
これ kí キ
あれ ker ケア
※性別がないので、便宜上二人称を「彼」としています。
暇だったら格変化させてみてください。
次回は動詞の現在形です。
果たして時制やら相の変化やらのはいくつ作らねばならんのか……。