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言語を作り始めた  作者: f
言語① Glósora
6/19

数字


 個人的に言語作成ノートを作っていて問題点(直すの面倒)を見つけると「まあええか……」と思ってしまうけれど、公開する前提だと「直すか…………」と思えるので良いですね。



 はたして数字を作る必要があるのか謎ですが、作ります。


 まずはどうやって数を表すかを決めます。

 日本は十進法なので、一番作りやすい気はしますが、その世界で何か意味のある数を基準にしても良いと思います。


 今回は二十進法で作ります。現実世界ではジョージア語などがそれで、個人的に作りやすかったです。

 二十進法とは何なのかよく分かっていませんが、とりあえず二十で一セットという理解で良いはずです。たぶん。こういうテンションでもそれらしきものは作れます。



 最初に0から10です。


0 ナザ(ナダ) Nazha

1 アリェ Alle

2 エシェ Éše

3 コーマ Kóma

4 リヴァー Livá

5 オン Onn

6 イヂー Idjí

7 ヴァーニャ Vánna

8 テーチャ Técha

9 ミロ Miro

10 エリス(エリト) Älith


 これは前の章で作った文字の名称をベースに名付けました。が、こねくり回していたらけっこう変わってしまいました。

(š はこのエッセイでは「シ(ュ)」の音です)


 ここでいくつか文法的な話をします。が、別でまとめると思うのでスルーしても良いです(こういうのは作りながら決めていくスタイルなので……)。

 語尾が -e で終わる時、その前の母音にアクセントが来ます。ここでは「2 Éše」がそうです。

 また L が重なると拗音化しリャ行になります。「1 Alle」がそれです。語尾は -e ですが、この場合の母音は E ではなく Y(e) です。


 「10 Älith」ここで使っている ä (Aウムラウト)は日本語の「エ」に近いです。

  もともと Alith 、つまり1 (Alle) が10個 (ith) でしたが、きっと使われてゆく中で「ア→エ」に変化しそうだなと思ったのでウムラウトしました。物語の中の古い時代には「アリト」で出てくるかもしれません。

(th を「ス」で書くか「ト」で書くか迷っているが、きっと方言で変わる)。


 「5 Onn」もNを重ねると若干拗音化するんですが、こちらは「 onn オニ(ェ)→ önn ウニ(ェ)」とウムラウトすると気持ち悪かったので、拗音化が消失する(N 単体と同音)という方向にしました。



 11から20。

 考え方としては「10多い1」です。


11 サリト Salit

12 セシト Séšt

13 ショームト Šómt

14 スリヴァート Slivát

15 ソニト Sonit

16 シード Síd

17 サーニト Sánit

18 シテート Šté'ht

19 スミルト Smírt

20 エシス(エシト) Esith


 s-○-it で「10多い」を表すので、基本的には間に1から9まで入れれば良い……のですが、発音しづらいとか個人的に気持ちが悪いとかいう理由で色々変えています。

 「13 Šómt」、「S-Kóma-it」で sk が重なると「sh シ(ュ)」の音になることにしました。スウェーデン語とかがそうじゃなかったかな多分。

 「17 Sánit」、「S-Vánna-it」がなぜこうなったかというと、 v はそのうち欠落していく子音だなと思ったのでいなくなりました(謎理論)。

 「18 Šté'ht」に出てくる「'」は音を区切る、くらいの意味の記号ですが、ロシア語の ь のようなテンションで使っています。

 「19 Smírt」のように、後ろに母音のない r の直前の母音にアクセントが付くと「ル」と少しはっきり発音します。逆にアクセントがないと「ア」に近い音になりますがほぼ発音しません。

 「20 Ešith」は「2が10個」です。



 21から30。シンプルに「20と1」です。


21 エシターレ Eštále

22 エシテーシェ Eštéše

23 エシュコーマ Eškóma

24 エシュトリーヴァ Eštlíva

25 エシトン Ešton

26 エシュティージ Eštídj

27 エシターナ Eštána

28 エシテーチャ Eštécha

29 エシミーロ Ešmíro

30 エシェリス(エシェリト) Ešélith


 元々はEšith-ti-ále、「Ešith+ti(〜と)+数」でしたが、気持ち悪いところを雰囲気で削ったらこうなりました。

 ここで、母音が連続して二音節で同じものだったら原則的に前の方にアクセントが来るというルールを作りました(「26 Eštídj」、「27 Eštána」)。



 31から40。


31 エザーリト Ezálit

32 エゼーシト Ezéšt

33 エジョームト Ejómt

34 エズリヴァート Ezlivát

35 エゾント Ezonnt

36 エジード Ejíd

37 エザーニト Ezánit

38 エジテート Ejité'ht

39 エズミルト Ezmírt

40 リヴス(リフト) Liv'th


 Ešith-ti-salit「20と11」の発音が面倒すぎたので真ん中らへんを削ってzでまとめました(何の説明にもなってない)。

 「40 Liv'th」は地方によっては v でなく f のところや欠落するところもあると思う。



 もうだいたいルールが分かったのでは?

 と思ったところで割と変則的(?)な41から50。


41 リュターレ Lütále

42 リュテーシェ Lütéše

43 リュコーマ Lükóma

44 リュトリーヴァ Lütlíva

45 リュトン Lüton

46 リュティージ Lütídj

47 リュターナ Lütána

48 リュテーチャ Lütécha

49 リュトミーロ Lütmíro

50 リュテリス(リュテリト) Lütelith 


 「Liv リヴ → Liu リウ → Lü リュ」という変化をして「Liv'th-ti-○」が「Lüt-○」になりました。

 「50 Lütelith」ではやはり v が欠落してしまいました。



 51から60。


51 ルザーリト Luzálit

52 ルゼーシト Luzéšt

53 リョームト Lyómt

54 ルズリヴァート Luzlivát

55 ルゾント Luzonnt

56 ルジート Lujít

57 ルザーニト Luzánit

58 ルジテート Luzité'ht

59 ルズミルト Luzmírt

60 イジース(イジート) Idjíth


 なんか差をつけたくなったのでウムラウトをやめました。



 残りの10の位と100。


70 イジェリス(イジェリト) Idjélith

80 テーチス(テーチト) Téchith

90 テジェリス(テジェリト) Tedjélith

100 ガーラ Gála


 そんなに書くことないかな……。


 200から。「2個の100」なので割とシンプルなはず……。


200 エシガル Ešgal

300 コムガル Kómgal

400 リフガル Lifgal

500 オンガル Ongal

600 イジャル Idjal

700 ヴァンガル Vángal

800 テーカル Tékal

900 ミルガル Mírgal

1000 ファラ Fála


 ちなみに245は「245 エシガリュトン Eš-ga(l)-lüton」になります。

 1000からも同じ感じです。


2000 エシファル Ešfal

3000 コヴァル Konfal

4000 リファル Lifal

5000 オンファル Onfal

6000 イジファル Idjfal

7000 ヴァンファル Vánfal

8000 テチファル Téch'fal

9000 ミルファル Mírfal


 3456は「コヴァリフガルジート Kova-lifga-lujít」です。ちょっと自分でも分からん。


 10,000は「10個の1,000」、100,000は「100個の1,000」なので英語とかと同じです。


10000 スーファラ Súfàla

100000 ガルファラ Galfála


 百万!!!


1000000 ロマラ Romála


 もうこのくらいでいいですね……。

 思いのほか発音ルールの説明に時間がかかってしまった……そういえば数字のデザインしてないな……。


 次は名詞の格変化か人称変化か規則動詞です。


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