文字を作る ④文字のデザイン
文字のデザインについては、だいぶ感覚で作っている(…?)のであまり書けることがないかもしれません。
好みの問題といえばそれまでですが、前の章から言っているように、どんな場所に住むどんな民族が作ったか?を考えながら落書きなどをしていたら完成する……のでは……?私はけっこう実在の文字を参考にしていますね……?
まず、昔作った文字の方が分かりやすい(気がする)ので先に説明します。
ちょっとルーンぽい。
縦線を基準に形を組み合わせて作りました。母音は子音より分かりやすいかもしれない。
母音は一番下の列の縦棒に > みたいなやつから十個、 a, ā, i, ī, u, ū, e, ē, o, ō です。ローマ字をかなり参考にしていることにお気づきいただけたでしょうか(?)
子音は清音と濁音で形を似せましたが、反転しただけみたいなのが多すぎて読むの大変でした。
……十年くらい前に作ったから特に語れることがねえ。
さて、今回作った文字はこれ。
(透かしは本名というか絵の作家名です)
この言葉を使う世界には神々がおり、この文字は神々が使う文字として作りました。
私が推しているのはジョージア文字やアルメニア文字などの曲線が美しい文字なので、その雰囲気を参考にしました。
母音は15個、しかし基準になるのは五つとイレギュラーな二つ。基本の a, e, i, o, u は顔のパーツを参考に作りました。どれがどれか分かったら飴ちゃんをあげたい。
子音は清音と濁音、拗音が似たデザイン(その方が楽だから!!!)。
個別に全部説明すると面倒なので割愛しますが、p と b についてだけ少し(※表の右端下から二つ)。
文字や数字や神々の名前をつけていて、いっさい破裂音(p, b)を使っていないことに気づきました。そんなに破裂音嫌いでもなく、満遍なく使おうという心意気はあったのに、本当に使ってなくてびっくりしました(いやtz とか zh とかもほぼ使ってないんだけど、 b とかアルファベットの2番目に出てくるのに、という点で……)。
ということで、言語には元々破裂音がなく、後の時代に唇歯摩擦音(f, v)の方言な変形として使われるようになった、という設定にしました。そのため p は f に、b は v に記号を追加しただけです。
ちなみにこの文字たちの完成にかかった時間は二十分ちょっとです。そんな適当でええんか?
人が使う文字はもっと素朴にしようと思っていますが、そもそも簡潔に作った記号を素朴にすると読み分けが難しくなるので、神の文字をもう少し装飾的にするかもしれません。
私は割と抽象的な文字が好きですが、動物や植物などの形をした文字も好きなのでそのうち作ってみたいですね。『ドレミの歌』方式で。
なんか思った以上に話すことなかったな……。
次は数字です。
そういえば昔、抽象的なくるくるした絵を量産していたから深く考えなくてもこういうの書けるのかもしれない。