文字を作る ③子音
(ヘボン式が嫌いすぎて謎記号がちらほら出てきます)
続いて子音です。
日本語で考えるなら、カ行・サ行・タ行…+濁音、半濁音、拗音、ローマ字で考えるなら b, c, d, f, g… から必要なものを選択・追加していきます。
マキシマリスト筆者は思いついた子音を全部作ります。後で削れば良いから……。
名前については、同じグループの清音・濁音(半濁音)・拗音にルールを作ると、脈絡なく付けるより楽です。
採用する子音にちょっと解説を付けますが、私の世界における音価、単なる私の好みの話なので次の章に跳んで大丈夫です。
まず、いわゆるカ行系。
K (Kofft) コフト
G (Gimmár) ギマー
Kh (Khovth) ホヴト
Gh (Ghmmrú) グムルー
kh とは何ぞというと、ギリシャ語の χ(キー、概ねカ行。キリスト christ のch)とロシア語の х(概ねハ行、たぶんドイツ語の ch に似てる。オホーツクの「ホ」)の二つの音を、私の世界では持たせたいと思っています。方言でどっちかに分かれます。
次にサ行。
S (Seno) セノ
Z (Zeno) ゼノ
Š (Šén) シェーン
J (Jén) ジェーン
Þ (Theña) セーニャ
Ð (Zheña) ゼーニャ
下二つははたしてサ行なのか……?英語の th とその濁音です。これタ行か……?
ご覧の通り(?)早くも面倒になってルールに逃げ始めています。
タ行。
T (Tetka) テッカ
D (Detka) デッカ
Ch (Chetzka) チェツカ
Dj (Djetzka) ヂェツカ
Tz (Tzan) ツァーン
Dzj (Dzjan) ヅァーン
これもタ行かよく分からないけど個人的にはタ行。はい。分かりやすくルールに逃げている。
T は「タ、ティ、トゥ、テ、ト」、Ch は「チャ、チ、チュ、チェ、チョ」、Tz は「ツァ、ツィ、ツ、ツェ、ツォ」です。
L (Léiff) レイフ
R (Ráka) ラーカ
Rh (Rhakha) ラッハ
日本人的に区別があやふやなやつらです。
L は舌を歯茎(?)にしっかり弾く。
R は舌が軽くつく、もしくはまったく付かない。Rh は喉(ドイツ語の r )、もしくは巻き舌。
地域によって R もしくは Rh を一切使わない場所などもあるはず。
拗音は母音 Y を付けるか LL で表記しようと考えています。
次に鼻音。
M (Mela) メラ
N (Néa) ネア
Ng (Ngala) ンガラ
これ説明いる……?
Ng は日本人がいまいち聞き取れないあれです。この言語で使うかまだ分からないので削除するかもしれない。
最後にハ行っぽいやつらです。
H (Háith) ハイト
P (Péin) ペイン
B (Béin) ベイン
F (Fáno) ファーノ
V (Váno) ヴァーノ
なんか考えれば考えるほど H は不思議なポジションの文字というか音……。
地域によっては H が欠落したり、 P と B の区別がなかったり、 V が W になる場所もありそう。
これで二十七個の子音です。
これから言語を詰めていく過程でいくつか減ると思います(たぶん)。
私は記号が好きなので文字から攻めてしまいましたが、言語において大事なのは音とリズムだと思います。実際に発音してみて「なんか違う……?」と感じたらその音はその言語にない音なのかもしれません。そして筋トレと同じで、喋らないと色んな音を出せるようになりません。たくさん喋ります。一人暮らしでよかった。
だんだんそれっぽくなっていくはずです。知らんけど。
もし「フランス語分からんけどフランス語っぽい雰囲気の言語にしたい」など既存言語で参考にしたいものがあればフランス語の曲やラジオを聴いてリズムを掴むと良いかもしれません。言語を創作するには色んな言語を知っているに越したことはないので、文法を軽く勉強したり……そこまで来たらもう言語作るよりフランス語勉強した方が色々役に立つと思いますね。
(すごい脱線)
次回はいよいよ文字のデザインです。が!
紙と鉛筆を持つ時間がいつ取れるか分かりません!
作業自体はそんなに時間がかからないので、サンプルとしていくつか作るかもしれません……?身分によって使う文字が違うとか面白いよね……。
昔作った文字を置いておきます。ルーンっぽい。
閑話休題で数(の名称)の話をするかもしれません。
(もう完成済み)
今回の言語の数は二十進法です!