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言語を作り始めた  作者: f
言語① Glósora
3/19

文字を作る ②母音


 表音文字文字を作るには、その言語がどんな音を持つかを考える必要があります。文字を作る前に音を選びます。


 言語といえば、何はともあれ母音です(たぶん)。

 日本人に馴染み深いのは a, e, i, o, u ですが、この五つすべてを使う必要はありません。たしか印欧祖語も三つしかなかったはずです。母音を減らして言語に特徴を持たせても良いと思います。もしくは中国語のように一つの母音に高低・強弱のバリエーションを作っても面白そうですが、そのへんは記号を上手く使って文字数を減らした方が便利かもしれません。


 さて、私はマキシマリストなので母音をたくさん作ります。というか記号でバリエーションを増やします。

 まずは基準になる五つ。


A (Aléi) アレイ

E (Es) エス

I (Ido) イド

O (Oná) オナー

U (Us) ウス


 適当に名称をつけました。

 文字に名前を付けるかは好みの問題ですが、作中に出てくることはあまりないと思うので重要ではないかもしれません。ただ、大まかな言語の雰囲気を掴むのに名称を付けてみるのも手です。今気づいたのですが日本語には文字に名称がないので(音価そのまま)、日本人的には必要じゃないのかもしれません。

 名称を付けたいけど思いつかんという人は『ドレミの歌』方式でやると良いです。つまり、Aで始まる名前の動物なり虫なりを決めて、それをAの名称と同一ということにします。つまり「ドはドーナツのド」「AはantのA」。

(あと名前作ったら念のためGoogle検索して何らかの言語の罵倒語・下ネタになっていないかチェックしても良い。でも世界には色んな言語があるから完全な下ネタ回避は無理だと思う。上ので言えば既にエスもイドもアウト)

 果たしてこの母音は厳密に日本語の「あいうえお」に対応するのかは後で考えます。



【!母音がこれだけで十分の人は次の章に進んでおっけ!】



 次に長母音です。この言語では長音にアクセントが来ることにしようと今決めたのでアキュート ’ で表しておきます。


Á (Álith) アーリト

É (Éšth) エーシト

Í (Ídjth) イーヂト

Ó (Ónith) オーシト

Ú (Úšth) ウーシト


 この五つは独立した文字ではなく記号を追加する予定です。

 元の単母音の名称を元に名前を付けました。接尾辞はとりあえず母音をすっ飛ばして付ければそれっぽい気がします。

  接尾辞「〜ィト -ith」は 「長い」もしくは「強い」という意味にします。

(※初めは「母音で終わる単語)〜ィシャ -isha」「(sで終わる単語)〜シカ -sh'ka」「(nで終わる単語)〜シニャ -sh'nya」にしていましたが、音の印象が弱いので変更しました)。



 更に微妙な母音も欲しくなってきました。

 ドイツ語でいうä, ö, ü, つまりウムラウトした母音です。ウムラウトが何なのか正確に分かっていませんが、単語の後続母音 (i, e) に合わせて発音しやすくするために前の母音が e 寄りの音になるやつです。何故?分からん。自分で調べてくれ。


Ä (Äli) エリ

Ö (Öne) ウネ

Ü (Üsi) ユシ


 まあこいつらも記号足して片付ける予定ですが……。

 必要か?と言われると分かりません。後々役に立つ気がすると私の言語野が訴えている、もとい私の厨二病が「ウムラウトかっけー!」と騒いでいるのでとりあえず作っておきます。


 あとロシア語の е (イェー)とы (ウィ)みたいなのも欲しい。


Y (Yedra) イェードラ

W (Walim) ワリム


 全部で十五の母音。多い感じがしますが半分は記号付けるだけなので実質七つです。

 とりあえず作っておいて要らなさそうだったら削ります。もしかしたら方言とかのバリエーションを作る時に活躍するかもしれません。

 お気づきの方がいるかもしれませんが、母音が連続したら前の方にアクセントが付きます。

 二重母音とかどうしようかな(考えてない)。

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