助動詞
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助動詞。英語の can, must, should などに当たります。
この言語の助動詞は主語や時制が変わっても変化しません。固定です。位置は基本的に動詞の後ろで、疑問文にする時は文頭に来ます。
★artz する アㇽツ
(神称では 'artz になることが多い)
これは基本的に疑問文で使います。 "Do you know ~ ?” の Do 的なものです。「〜する?」
「〜しないの?」は n'artze です。
Arz sórkot? 君は知ってる?
artz は受動態にも使います。
現在形完了+ ártz + úr (する)+主語対格で受動態です。後ろ二つはくっついて artzúr (アルツール)になります。否定は nartzúre です。
「殺す (nis)」
Nisóch'f artzúr vói. 彼は殺される。
Dj'nisóch'f artzúr vói. 彼は殺された。
El'nisóch'f nartzúre vói. 彼は殺されないだろう。
★gartz できる ガㇽツ
(神称では ghartz になることが多い)
英語の can です。「できない」は nigartze です。
Olkó nigarze. 私は作れない。
★fartz したい ファㇽツ
(神称では vartz になることが多い)
英語の want to です。「したくない」は nifartze です。
Nakü fartz. 彼は聞きたい。
★zartz するべきである ザㇽツ
(神称では zhartz になることが多い)
英語の have to です。「するべきでない」は nizartze です。
Išmó nizartze. 私は語るべきでない。
★yezartz しなければならない イェザㇽツ
英語の must です。「してはならない」は n'yezartze です。
Emérti yezarz. あなたは書かなければなりません。
★kartz させる(?)
(神称では khartz になることが多い)
これはちょっと独特…か…?
shall とか let あたりの使い方と似てなくもない……これって使役になるのか……?
よく使われるのは疑問文で、kártz+未来形能動態+主語対格で「〜させる」という表現になりますが、基本的に勧誘として使います
例文で説明します。
El'daní kártz érwi hár Teminaía!
【意訳】私たちで水の神殿に行こう。
El'daní 私たちは行く(未来形)
kártz 〜させる
érwi 私たちを(対格)
hár 〜に
Teminaí + ía 神殿(与格)
勧誘というか「教会行こうぜ!(行くよな!)」みたいな強い感じ。直訳は「私たちは私たちを教会に行かせよう」でしょうか?未来形のニュアンスを分かりやすく訳せないな…。
行く時の返事は「はい Lá」
否定の n'-e がついても勧誘の意味ですが、ちょっとマイルドな表現です。
N'karze el'daní érwi hár Teminaía Nehemík?
一緒にネヘムの神殿に行かない?
N'karze 〜させない
el'daní 私たちは行く(未来形)
érwi 私たちを(対格)
hár 〜に
Teminaía 神殿(与格)
Nehem + ík ネヘム(属格)
※ネヘムは神の名前なので格変化します。
勧誘というかお伺い。直訳は「私たちは私たちを教会に行かせない?」ですかね。
行く時の返事は「いいえ Né」
現在完了+ kartz +主語対格で「したいけどしない」「したくないけどする」という謎の文になります。
Gírnóch' kartz eói. 私を行かせてくれ(行かない)。
Gírnóch' n'kartze eói. 私を行かせてくれるな(行く)。
日曜に「明日休む」とツイートしながら月曜に休まず仕事に行く感じのやつです。動詞に自動的に意思がついてくる言語なので「ほんとはやる気ないけど」という時に使います。
……なんとなく作ったけどこれ使うか?