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失われた神々のアドジャストメント  作者: 士口 行
序章 生きる事は
1/7

プロローグ 又は懺悔

宜しくお願いします。なお、士口は名前を考えるのが苦手です。

 昔話をしましょうか。


 昔々、神話として語られる時代が始まり、そして終わりを迎えた時の話を。



 神々が信仰される切っ掛けになったのは、火神が加熱調理を、農耕神が農業を人々にもたらした時だと言われているわ。実は、当時の神は神々の雛型と言うか、末分化の存在だったのだけど、言語を手に入れた種、つまり人間に愛着を持ったの。そして、文明を与えた。


 人々は、火と豊穣、光と闇、生と死、空と大地、様々な物に信仰心を持ったわ。その影響で神は分化し、色々な神が生まれ、合わさり、形を変化させていった。人々を愛した神は、人々を愛する神々になり、多くの神が文明の進化を促したの。


 信仰は派閥を生み、派閥は国となり、国は繁栄を求めて戦争を生み出してしまった。神々は自身を信仰する人々に、更なる知識を与えて守ろうとしたのだけど、争いは火に油を注いだ様に激化したわ。


 神々が途方に暮れる中、強く悲しんだ神がいたの。神々の雛型たる源始の神よ。あまねく全ての神を封じる事にした源始の神は、自身を神々の反存在とする呪詛を世界に掛けたの。


 神々は封じられたのだけど、その呪詛はあまりに強過ぎたわ。そう、世界を蝕む程に。


 世界に出来た傷口は、化け物を生み出した。人々を本能的に殺す魔物達。対処に追われた人々は、戦を止めて魔物に対抗したわ。


 結果、今の世界は小康状態を保っているわ。守り切れる農地や、危険度が上がった狩り。生産力が下がって戦線の維持どころか、派兵すらも難しくなったの。




 私は、人々を愛した。健やかに暮らしてほしかった。でも、間違えてしまった。火は鉄を生み、戦いの手段になった。農耕は富みと欲を生み、戦いの目的になった。


私は、間違えてしまった。

前回は途中で躓きましたが、今回はどうなることやら(ぇ

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