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悪役令嬢とヒロインが一緒に逃げた訳

作者: 柊 風水

「……さっきぶりね」

「ええ。さっきぶりです。コーデリア嬢」

誰もいない無駄に広い部屋に対峙する二人の少女。


豪華な椅子に優雅に座っている少女は少し釣り目の藍色の瞳に紫のアイシャドウ、血の様に真っ赤な口紅をつけている艶やかな唇。ポニーテールをしても腰まで届く美しい黒髪。身体のラインと大胆に胸をを出させる黒のドレスは妖艶さを漂わせる。白百合の髪飾りが唯一黒以外の色だった。

とても十六とは思えない程の大人の色気を漂わせる少女だ。


対峙する少女は黒の少女とは真逆の容姿だ。

茶髪のゆるやかなウェーブが肩まで掛かり、ぱっちりな茶色の眼に長い睫毛にピンク色の唇。優しげで儚そうなお姫様の様な少女だ。この国では聖女と呼ばれている少女。

しかし彼女の服は何時も来ていた白の巫女服ではなく、この国では見た事がない緑色の服だ。その下には薄く白い服を着て、真ん中には真っ赤な紐みたいな形をしたモノがぶら下がっている。

だが黒の少女は知っている。彼女が着ている服は『制服』だと言う事を。

確かこの国では手に入らない材質だから、王直属の魔術師達によって保管されているはずだが。

しかし、黒の少女のそんな疑問を打ち消した。何せ聖女の身につけているアクセサリーは異様だ。

この世界では病気以外で身体を傷つけてはならない。それがこの世界の当たり前・・・・。しかし、聖女の両耳はこの世界に存在しない筈のアクセサリー、ピアスが幾つも着けているのだ。どれもデザインや色が違う。特に右耳に付けているルビーのピアスと左耳に付けている翡翠のピアスが眼に入る。何よりも聖女の首に真っ赤なチョーカー。存在感のあるソレに黒の少女にはまるで首輪の様だと密かに思った。


「そこで突っ立っていないで座ったらいかがですか? 聖女様・・・?」

「元、ですよ。それに私の本名は本条ほんじょう緋衣音ひいねです。聖女様と言う名前ではありません」

「そうですか。それは失礼しました緋衣音様」

黒の少女、名をコーデリア・イフフォードは素直に頭を下げた。

「それにしてもどうして緋衣音様はこんな所に? それにいつものお召し物は?」

向かい合うように座った緋衣音はコーデリアが入れた紅茶を一口飲む。味を確かめるようにゆっくりと飲み込んだ。


「まあ当然ですよね。あんなこと・・・・・があったのですから。最初は幽閉・・された時大人しくしていたのですが、どうしても貴女とお話がしたかったので、『テレポート』して貴女の部屋に来ましたの。この服はエジリア国王陛下が私の願いをお聞きしてくれましたの。アクセサリーだけでも返してくれれば、と思っていたんですけどまさか制服まで返してもらえるなんて嬉しい誤算ですわ」

クスクスと笑う緋衣音のその姿はまるで聖女の様だが、残念ながら彼女は聖女ではない。

前は確かに『聖女』だが、今では『悪女』と呼ばれている。



本条緋衣音は異世界から召喚した少女だ。

この世界は危機を迎えると異世界から人を呼び救ってもらうそんな馬鹿げた慣習があるのだ。

もし呼び出されたのが男なら『勇者』女なら『聖女』として拝めたりもてなしたりしているが、コーデリアから見れば異世界人を洗脳しようとしているとしか見えないのだ。

そもそも今回召喚したのは疫病が流行りだしたせいなのだが、衛生環境をキチンとすれば何とかなるレベルなのにそれだけで異世界召喚するなんて馬鹿ではないだろうが? それ位で呼び出された異世界人の人権を何だと思っているんだと憤っていたコーデリア。

緋衣音も最初にこの話を聞いた時、笑顔のままだったが眼が笑っていなかった。


「それにしてもいきなり現れて吃驚しましたわ。それにしても私に一体何の御用ですか緋衣音様?」

「それはごめんなさいね。一つ、お聞きしたい事がありましたもので」

「お聞きしたい事?」

「はい」


「コーデリア様。貴女、転生者ではありませんか?」




「はい。わたくしは転生者です」


「……認めますのね」

「否定する理由もありませんし。日本出身の貴女なら話しても大丈夫な気がして」

「私もですわ」

二人は笑いあった。まるで双子の様に同じ笑顔で。




「元々の私は普通の女子高生でした。休日のハイキングで山に登った帰りに何故か木が倒れて押しつぶされて……それが前世の最後です。

それだけならまだしも、眼が覚めたら自称神様が頭を下げられて私の死は此方の手違いだそうで……それで転生することになったのです」


「まあ、理不尽ですわね」

「理不尽です。しかも転生先が悪名高い伯爵家でしかも両親や使用人は愚弟だけ可愛がって私は迫害されてね。自分の手違いで人が死んだのなら幸せな人生を送らせるのが罪滅ぼしな筈ですよね?」

「まあ。貴女のご両親はあの馬鹿しか可愛がらなかったの? なんてもったいない!! あのクソ王子もだけど、この国の人間は人を見る目がないのね」

「緋衣音様は元とはいえ、聖女のくせにお口が悪いですね」

「だってそうでしょう? 貴女が王太子妃になればこの国の発展は間違いなし、もしかすればこの国は世界の天辺を取れるはずよ。第一私を呼び出さなければ貴女がこの疫病を押さえられたはず。……この国の人間はこの国の宝より異世界の小娘を取ったのですよ? あほらしくてやってられませんわ」


緋衣音の言うとおり、コーデリアは家族に冷遇されていたがどこ吹く風、貴族の令嬢としての勉強を完璧にマスターし、王子の婚約者になったら王妃になれるよう礼儀作法から始まり、この国の歴史や諸外国の政治、商業、語学etc。完璧にマスターし、諸外国の王族から『ウチの息子の妃にしたかった』と泣かれた程だ。無論、彼女を冷遇しているこの国の王太子やそれを窘めない国王夫婦、はてに自分の娘の悪口で茶会の華を咲かせようとするコーデリアの家族の評判は、地に落ちるレベルでは済まさない位最悪だ。


「ですが、緋衣音様も素晴らしい方と思いますよ? 衛生環境を整えただけではなく、孤児院の設備や農村の子供達の為に学校まで立てたんでしょ? 立派ですわ」

確かにコーデリアの言うとおり緋衣音は衛生環境だけではなく、孤児院の設備を整え悪徳職員を処罰したり、農村の貧乏な農家の子供達の為に日本の寺小屋の様な学校を作り上げたのだ。そのお陰でこの国の学力が徐々に上がっている。普通の少女にしては十分の業績だ。


「それだけよ。本当にそれだけ。それだけなのに勝手に崇めて勝手に貢いできて……私が『いらない』って言ってもそれが謙遜だって勝手に頭で変換する大馬鹿の集まりよ! 脳内お花畑にも程があるわ!!」

よっぽど不満を溜めこんでいたのか緋衣音の額に怒りマークを幾つも作っている。


「確かに……愚弟と元婚約者達のお花畑ぶりにはあきれましたわ。私から見ても緋衣音様は嫌がっているのは分かるのに。あれではイジメ同然ですわ」

「コーデリア様だけですよ、そんな事を言ってくれるのは。他の人間は皆あの馬鹿達と似たり寄ったりで……」

「この国は脳内お花畑の群れですわ」

「まあ。良くこの国は滅ぼされなかったわね」

二人は同時に嗤いあった。呆れるように。嘲笑う姿もそっくりだ。


「しかも、まさかあんなところで婚約破棄をなさるなんて思いもしませんでしたわ」

「私は何となく予想できましたわ。国王夫妻の嫌味な笑顔とかテンプレ的に考えて」

実は今日、コーデリアはこの国の王子と婚約破棄されたのだ。しかも諸外国の王族関係者が集まる舞踏会で。

先程の様にコーデリアは諸外国の王太子妃候補からお手本にされている。その女性を婚約破棄するだけでも愚かなことなのに、しかも他国の王族やその関係者が大勢集まる前で婚約破棄。しかも国王陛下了解のもとだと分かると、もう『愚か』の言葉では片付けられない大問題だ。

馬鹿王子は自分こそ正義だと思ったからこそあんな所業を起こしたのだろうが、他の王族から見ればコーデリアこそが被害者としか見えないのだ。

王太子妃になる為に色々犠牲にしたのにいきなりの婚約破棄、それも大勢の前でありもしない罪の断罪を声高らかに言うのだ。普通の令嬢なら屈辱でその場で自害しても可笑しくない事だ。


「一応言っときますが、あの馬鹿が言った事は誇張ですから。私がずぶ濡れだったのはスコールに巻き込まれただけですし、私の膝に擦り傷を負ったのも階段から落とされたのではなく、庭で蹴躓いたもの。私物が壊れたのは私がうっかり落として傷づいたから。全部私の不注意から招いたものです。キチンとあの馬鹿達にも正しく説明しました」

「ええ、分かってます。婚約破棄を言い出したあの時にひたすら止めていたのは貴女ですから。どうせあの馬鹿王子のことですから私の婚約破棄をする為に色々誇張したのでしょう。もしくは脳内お花畑のせいで自分の都合の良い物語に仕上げているかもしれませんね」

「ああ、それは間違いないわね」

緋衣音は頭を抱える様に蹲る。緋衣音は普通の少女だ。ネット小説のテンプレ的悪役令嬢のヒロインの様な逆ハー狙いのビッチではなく、普通の日本の倫理観を持つ女の子だ。コーデリアは転生してから徐々にここの倫理観に慣れてきたのだが、まだまだこの世界ここの常識に違和感を持っている。


「御安心なさい。諸外国の王族関係者、常識のある人達からは貴女はアレらの被害者にしか見えませんので」

「それなら安心したわ。あんなのと同類なんて寒気がするわ」

緋衣音は心底安堵したのか残りの紅茶を全て飲み干した。ここにきてからの彼女の心境を考えるとコーデリアは涙が出て止まらない。(それ位お花畑のキチッぶりは目に余るのだ)


「それにしてもエジリア国の王様が逆に断罪するなんて。言っちゃあなんだけどあの人、『平和な国の王様』のイメージをそのままにしたような人でしょ? 私、あーゆう人は事無かれ主義者かと思っていたわ」

「うふふふ。緋衣音様、あーゆう平和ボケに見える人程恐ろしいものよ? あの人が言った罪の中には私ですら知らなかったのもあるの」

「そうなの! やっぱり先入観は駄目ね」

「ダメですわ」

一頻りエジリア国王の話題で華を咲かせていたが、コーデリアはずっと疑問に思っていた事をこの場を借りて緋衣音に問い質した。


「それにしてもどうして緋衣音様は逆ハーを楽しめなかったのですか? 貴女と同い年ぐらいの夢見がちの子ならこんな展開大喜びしそうなのに」

この国の男達は駄目男ばかりではあるが、見目だけは素晴らしかった。そんな男達に求愛されて普通の少女にとって嬉しい展開の筈なのだが、緋衣音は終始嫌な顔を崩すことはなかった。緋衣音は少し眉をひそめたが、直ぐににこやかな笑顔で、さも同然の事を聞くんじゃあないと言うオーラを出しながら逆に質問した。


「逆に聞きますけど、溺愛する彼氏がいるのに他の男に現抜かす女はいますか?」

「ああ――成程」

これではいくらイケメン共に求愛されても靡かないわけだ。


「もしかして、貴女が身につけているアクセサリーは……?」

「彼氏からの贈り物。ちょっと独占欲が強い人だから一つのピアスを片方ずつ付けたがるのよ……」

「…………もしかして、貴女の恋人はオッドアイではありませんか?」

「よく分かったわね。紅と翡翠の宝石の様に美しい眼をしているわ」

この世界に来てから初めて恍惚とした表情の緋衣音。……相当惚れているのであろう。


「(……独占欲が強いってレベルで済まさないわよ……ヤンデレじゃあないのこの子の恋人?)」

アクセサリーでも分かる位、緋衣音の恋人の愛に恐怖を抱いているが、緋衣音が幸せそうなので言わない。愛の形も色々あるとそう納得するしかない。いや、納得しよう。


「それよりもコーデリア様。貴女も何か隠している事があるでしょう?」

「……何故?」

「忌々しい事ですが、私にはこの国の女神、『魅力の女神』の加護を得ています。そのせいでアイツ等に惚れられている羽目になったのですが――貴女だけなのです。神の力が及ばないのは……貴女はどんな神を味方にしてますの?」


この世界、特にこの国は『魅力の女神』を信仰している。が、最近他国の信仰が徐々に離れてきているのをこの国、いや女神自身この事は知らない。緋衣音は『魅力の女神』の加護により魅力の力を、その人物が望もうとも望まなくても受け継ぐ。この力であらゆる人間を魅了するのだが、これは女神に信仰している人間しか効果がない為、信仰しなくなった他国にその効果がない。

そのお陰でいかにこの国の人間が|緋衣音(聖女)に対する異常な行動や、その行動のせいで緋衣音自身がどれだけ嫌がっているのか冷静に分かるのだ。


それなのにこの国出身であるコーデリアだけは女神の魅力に唯一掛かっていない。緋衣音から見ても魅力の女神の力は強大だ。いくら信仰していなくても、生まれてから今日まで一度も他国に出た事もないコーデリアにも少なからず影響があるはずだが……


「……実はですね。前世の私は他の殿方と結婚が出来ない定めだったの」

「まあ。どうして」

「私、幼い頃森に迷子になったの。その時、見た事もない綺麗な男の人に助けられたの。それからどうしてか私に近づいてきた男達が怪我をするようになってね。神社に見てもらったら……」

「助けてくれた男の人が神様で、その神様に一目惚れされた訳?」

「正解」

その時のコーデリアの顔は恋する乙女の顔そのものだ。年相応な表情に緋衣音は安心した。いつも厳しい顔と疲れたような顔と作り笑顔しか緋衣音は見たことない。

「しかも名のある神様だったの。その神様は執着心が強い方で私が生きている間、私は何方とも結婚できない定めでしかも死んだらその方に嫁入りする事になってたのです」

「貴女はそれで納得したのですか?」

「うーん。まあ、顔は良かったしあの後他の男を好きになる事はなかったし、まあ中高一貫の女子校に通ってたせいもあるけど……本当はあの人が私の初恋だったの」

「それはそれは……だったら転生なんてしなくても良かったのでは?」

「有無を言わさず連れてこられたのよ」

「それは……因みに女神でしたか?」

「男。恐らくは我が国の守護神の弟だと思うわ。顔はそっくりだったし」

「ああ――それだったら余程自己中心的な性格でしょうね」

そこで二人の間に沈黙が流れる。ふとある可能性・・・を思いついたのだ。


「ねえコーデリア様。私、ある事を思いついたのです」

「奇遇ですわね。私も」

「良ければ交互で言いましょう」

「それが良いですね」

一呼吸置いてまるでパートごとに歌う様に二人は交互に言葉を発した。


「私の恋人は私一筋だから私がいなくなったら間違いなく探すわ」

「だけど貴女は異世界にいるから普通の人間である緋衣音様の恋人は絶対に見つける事は出来ない」

「そう。普通の・・・人間・・なら絶対に見つからない。でも、もしコーデリア様・・・・・・の許婚である・・・・・名のある神様・・・・・・が出会ったら?」

「あの方は執着心が強い方。絶対に私を手放しはしないわ」

「恐らくコーデリア様の許婚は次元を超えられる。もし、私の恋人と貴女の許婚が利害が一致したら……」

「私と貴女の待遇を知ったら……」




「「この国、いや、世界は終わる」」




「正直、この国の王族関係者達はどうでもいいけど、その他の人達は助けて欲しいわね……」

「ええ。農民の方は良い人ばかりだし、一部の馬鹿がやらかした事で他の人の命の危機になるのはちょっと……」

「そうよね…………ねえ緋衣音様。いっそ一緒に逃げてみません?」

「えっ?」

「あの人達の狙いは私達。私達がこの国にいないとしたら? 間違いなくそちらを優先するわ」

「ああ成程!! 私達を追いかける事に第一にしてその他は眼も向けない、ナイスアイデアですわ」

「我ながらそう思いますわ。ただ、恐らくこの国は報復があるでしょうけど」

「命があるなら儲けもんよ。生かすも殺すのも彼ら次第って事で」

「そうね。……そうと決まれば早速用意しましょう。私の服は着替えて売れるものはすべて持って行きましょう」

「私の格好はかなり目立つからローブとか必要ね。移動は私の『テレポート』を……こんなにワクワクするのは修学旅行以来だわ」

「私はこの世界に来てからはめっきりですわ。思う存分楽しみましょう」

誰もいない部屋で少女達は愉しそうに笑う声がいつまでもいつまでも響いたのでした。







それからの二人の記録はここまで。その後の記録はどこを探しても見つからなかった。

ただ分かる事は、ある国が名のある神とその従者により滅んだ事。そして各国で姉妹の様に仲の良い少女達の姿が各地で見られたということだ。

『所でコーデリア様の前世の名前は何ですか?』

神城かみしろ美伊みいです』

『それじゃあこれからはミイと呼ぶわ。良ければタメ口で良い? 私にもタメ口で良いからさ』

『勿論。あー! 今の今まであの馬鹿王子に嫁ぐために色々我慢したから思いっきり遊ぶぞー!!』

『私もあのヤンデレ達にめったに外に出して貰えなかったから色々見たいぞー!!』


『『あはははは!!!!』






活動報告に設定と裏話を書いてます。お暇でしたらご覧下さい。

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― 新着の感想 ―
[一言] 楽しかったー! 二人の逃避行が、卒業旅行なみの楽しい珍道中であってほしいですねw
[一言] いえ、あの。『チェーカー』を調べてみて下さい…。 多分、タイプミスだと思うのですが、ギョっとしてしまいましたので…。(>_<;) まだまだ寒いので、ご慈愛なさって下さいね。
2018/02/28 15:54 通りすがりです。
[良い点] 女の子の仲良しも好きです。 [気になる点] あの! 聖女の首に巻かれている赤い物の表記が、違っている様なので、確認お願いします。
2018/02/27 18:32 通りすがりです。
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