最後の戦い
アラタ「着いたぞ……ここが」
ネロ「ええ……」
マール「あの神達がいる。城」
まるでそこは魔族が暮らしている城みたいだった。
スケルトン「カロカロ!貴様らは何者だ。」
アラタ「……キモ」
スケルトン「誰がキモいだ!かかれ!者ども!」
とスケルトンが三十体は出てきた。
ゼウス「等々来たようだな……」
サタン「ワシが先に行く……」
ゼウス「わかった」
アラタ「これだけを相手にするのはちとキツイよ!」
ネロ「そうですね……」
アルフレド「だったら!タロットカード!巨神!」
タロットカードから巨神がでて来てスケルトンをぶっ潰していく
アルフレド「よっしゃーもっとだ!」
スケルトン「ぐぬぬ!やりおるな!だったらベヒモス!」
奥からベヒモスが五体でてきた巨神と同じ大きさで20mはある。
アルフレド「あんなのを一体で倒せってか……無理だよ…!タロットカード!俺の切り札!ベルゼブブ!アテナ!ギガンテス!いけ!」
タロットカードから三体のモンスターが現れた。
アラタ「すげぇ…あれがアルフレドの本気かよ」
アルフレド「何してんだ!早く奥へ行け!ここは俺が食い止めとく!」
アラタ「わかった!ありがとう!」
アルフレド「生きて帰って来いよ!」
アラタは小さく頷くと奥の扉に行った
アルフレド「もしかしたら俺が死んじまうかもな…(許せよ。モートンさん)タロットカード…!ハーデス!」
ハーデスが出てきた瞬間スケルトンとベヒモス達は立ち止まった……
アルフレド「…はぁはぁ…こいつが出たことによって召喚者は死を受ける……くらえ!死の断罪!」
ハーデスの釜がスケルトンとベヒモスを蹴散らした……それを終えた瞬間ハーデスは消えてアルフレドは倒れた
アルフレド「あとは頼むよ……和樹……」
坂三浦「おい!こいつを応急処置だ!」
坂三浦達はあとから着いてきたらしく救護班が後ろにいた。
坂三浦「アルフレドよくやった…」
アラタ達は奥へ進むと月が描かれた扉があった…
アラタ「……入るぞ……」
アラタは扉を開けるとそこは月が昇っていた
マール「ここは…外?まだ外は夕焼けなのに」
サタン「そうだな……ここは私のお気に入りの場所だ。」
アラタ達は後ろを向くと同じ背のくらいのサタンが逆ピラミッドの上に座っていた……
サタン「貴様が太陽の子か…お初目にかかるな」
アラタ「あんたがサタンか…お初目にかける」
サタン「すこし話をしよう」
アラタ「なんだ…」
サタン「なぜ私がゼウスと手を組んだかわかるか…?」
アラタ「……全能神の力を手に入れるためか?」
サタン「それもあるかもな…他に何があると思う?」
アラタ「…」
サタン「征服だよ下界のね」
アラタ「…!なんだと!」
マール「そんな事させるわけがないじゃなの!」
ネロ「貴方みたいな人をみているとイライラしますよ!」
マールとネロはアラタの前に出た
マール「アラタ!貴方はゼウスにこの事を言ってきて騙されてることを!」
ネロ「お願いします…ここは私達が止めときますから!」
アラタ「でも!お前達が!」
マール「いいから!本当は貴方が死ぬ所なんて見たくないの!今まで共に戦ってきたから…短かったけど…」
ネロ「同意見です!速く」
アラタ「生きてくれよ!お前ら!」
アラタは部屋を後にした
サタン「思いやりか…臭いわ!そんなことをして何になるというのだ!」
マール「貴方にはわからないでしょうね!」
ネロ「そうです。セイントバブル!」
サタンはセイントバブルを軽々とよけた。
サタン「確か貴様はなにかを奏でる名前だったな…クインテット家の」
ネロ「そんな事忘れましたよ!第一僕はクインテット家の人間じゃありません!ソーエル家の人間です!」
マール「フェアリーカードシャイン!」
サタン「ぐっ!」
サタンの体が段々と溶けている…
サタン「ふっ衰えるとはこのことか…残念だが貴様らの相手をしてる暇はなさそうだな…」
マール「だったら一緒に死んでもらうわ…!」
サタン「ソウルイーター!」
サタンの後ろから死神が現れマール達の方へ飛んできた……
マール「くっ!…あれ何もない」
ネロ「……?」
サタン「な、なぜだ!なぜ魂をとれぬ…」
シド「私がホーリーチェーンで止めたからだ…」
マール達の後ろにはシドがいた…
マール「シドさん!」
シド「油断するな!二人とも!」
サタン「ふっ……もういい!この部屋ごと消滅してくれよう!」
サタンが力をためると部屋が崩れてきた……
シド「や、やばい!危ないぞ…くっ!術発動が間に合わない……!」
マール「(エルロン助けて…)エルロン!」
マールの背中から光が発生しエルロンを召喚できた……
マール「エルロン…」
エルロンはマールを見るとにっこりした。
サタン「な、なんだと!あいつは死ぬ運命だった…まさか召喚させたというのか……」
マール「行くわよ!ホワイトウルフ!」
エルロンのげんこつホワイトウルフがサタンの顔を炸裂した!
サタン「貴様ら…覚えておけ…」
サタンは異空間のホールを出すと消えていった。
シド「…きっとゼウスの方に行ったんだろ!いくぞ!」
アラタ「ここか…」
太陽の紋章がある扉にアラタは入った
ゼウス「待っていたぞ。アラタよ」
アラタ「………」
アラタ「ゼウス!貴方はサタンに騙されている!あいつはあんたの力を奪いたがっている!」
ゼウス「ほざけ!あいつがそんな事をするわけがない!しっかり忠誠心を交わしたのだ!」
アラタ「それが嘘だとしたらどうする!」
ゼウス「うるさい!始末するぞ!我が槍ライトニングランスで!」
アラタ「ならかかって来い!騙されてることを証明してやるぜ!」
ゼウス「いくぞ!雷!」
アラタの方に雷が何本も飛んでくる!
アラタ「俺はなマクスウェルからこんな技ももらったんだ!」
アラタは前に円を書いた瞬間空間ができた。
アラタ「その雷吸収だ!」
ゼウス「な、なんだと!貴様!太陽の子が!」
アラタ「太陽の子とかどうでもいいんだよ!かかって来い!」
ゼウス「う、うおおおお!」
ゼウスは全力でアラタの方に走っていった!
ゼウス「これで終わりじゃ!ライトニングソード!」
アラタの刀とライトニングソードが混じり合った!
アラタ「ぐっ…!つ、強い!あっ刀にヒビが!」
アラタがそう言った瞬間!刀が砕け散った。
ゼウス「ははははははは!私の勝ちだ!サタンは私を裏切るわけがない!」
その時、異空間から帰ってきたサタン
ゼウス「おう!サタン!きたか!速くあいつをしまつし……ぐは!」
サタンは自分の爪でゼウスの後ろから刺した。
ゼウス「かはっ!サタン……貴様…」
サタン「最初からこういう機会を狙っておったんじゃ!」
ゼウス「アラタの言うとおり貴様!裏切ったか!」
サタン「ふっ…はぁぁ!」
サタンの体にゼウスが吸い込まれていく…
ゼウス「ぐ!おきろ!アラ……」
坂三浦「よし!これで……」
ドーーーン!と城の中から大きな音がした。
坂三浦「くっ!嫌な予感がするぞ。」
クラウン「坂三浦!お前はいけ!俺がここを担当する!」
坂三浦「わかった。」
坂三浦は城の方に走っていった。
サタンはゼウスの体を吸収し全能神となった。
サタン「フハハハハ…これが!これが!全能神の力か!みなぎってくるぞ!」
シド「っ!遅かったか!」
ネロ「ゼウスを吸収したんですね!」
マール「っ!アラタ!」
マールはアラタの方に走っていった。
シド「!マール危ない!」
マール「アラタ起きて!ねぇ!起きてよ!」
サタン「うるさいぞ!小娘が!」
サタンは脚でマールを蹴り壁にぶつけた。
マール「ぐっ…」
マールはそのまま気絶しシドとネロは怒りの頂点に達した!
ネロ「よくも!マールを!」
シド「ネロ…無闇に走るなよ…」
シドは怒りながらそういった。
サタン「貴様らになりができるのだ!」
ネロ「(アラタさん!起きて!)」
アラタは異空間の中にいた
ネロ「アラタさん!何やってるんですか!」
アラタ「俺はもう戦えないよ…どうせ負けるんだ。」
ネロ「なにいっているんですか!マールさんがそれを聞いたら悲しみますよ。」
アラタ「勝手に悲しんでいたらいいんだよ」
ネロ「貴方がそんな人だとは思いませんでした。」
アラタ「そうだろうな…」
和樹「じゃあ、なんで行くぞ。なんて言ったんだ?」
アラタが後ろを振り向くと和樹がいた。
アラタ「お前は昔の俺?」
和樹「昔の俺とは言っても二ヶ月前だがな…」
アラタ「今更何しに来たんだよ!お前は下界の人間だろ!俺は太陽の子なんだ!」
和樹「ふっ…だったら俺も太陽の子だ。そしてトール……下界のお父さんの子だ……」
アラタ「…なにいってんだよ!トールは俺の父親だ!なにほざいてんだよ!」
和樹「だったら!ここで勝負するか…?」
アラタ「…嫌だね!俺は俺だ……っ!」
和樹「お前は闇の人間なんだよ…今まで人を騙してきた…お前が俺を閉じ込めた……ここに」
アラタ「な、ナニイッテンダヨ!」
和樹「本当の事だ。あの名前を呼ばれた瞬間俺は闇の中に入れられた……この意味がわかるか?呪いなんだよ…お前は俺じゃない…お前は闇の呪いなんだよ。カミヅキの母さんが俺をもしここにきたらその言葉をいってお前を出して本当の子供みたいに育てる気だったんだ。」
アラタ「チガウ!……俺は……」
和樹「なぁ、そろそろいいだろ…兄さん……」
アラタ「……ナ、ナ、ナニイッテンダヨ!オレハオマエノニイサンジャナイ!」
和樹「だったら背中を見せろよ……」
和樹はアラタに背中を見せた。そこには太陽の紋章があった。
アラタは和樹に見せると……月の紋章があった。
アラタ「ナ、ナンダヨコレ」
和樹「トールは太陽の子孫。兄さんは月の子孫なんだ。母さんがね」
アラタ「フッ…ハハハハハ。俺もミトメタクナカッタダケダ。弟よ」
和樹「兄さん……あとは任せてくれ。」
アラタ「あぁ……頑張れよ」
アラタは光だし消えて言った。
ネロ「和樹さん!おかえりなさい!」
和樹「ああ!これで太陽の呪いは消えた。これで思う存分に暴れてやる!」
和樹「うぉぉぉぉ!」
サタン「…な、なんだ!」
サタンの前で和樹は起き出し背中には太陽の紋章が出てきた!
サタン「和樹…やはりアラタは違う人間だったか…」
和樹「あれは!にいさんだ!覚えておけ!クズが!」
サタン「だったら俺はお前を倒すだけだ!くらえライトニングバースト!」
和樹「くらえ!サンシャイバースト!」
サタンと和樹のバーストが混じり合い互角に戦っている…
和樹「あともうちょっと…!」
和樹は微かに力を感じた…
シド「…和樹!俺の力を使え!」
ネロ「頼みます!」
和樹「やってやる!」
サタン「教えてやろう‥‥この世界で一番の最強をそれはこの私だと!」
和樹「お前は忠誠心を交わした神を裏切り殺した‥‥。それは合ってはならないこと!ましてや!この精霊の子孫をも殺そうとする‥‥ならば!オレはそれを止めてやる」
サタン「いいだろう‥‥エンドオブワールド」
サタンの右手の手のひらから真っ黒な球体が現れたそれはバチバチと雷を覆っていた
サタン「これはこそ世界のすべて焼き付くし滅亡させる力を持つ。たったこれだけの球体がだぞ?さぁ‥‥どうする」
和樹は円を描いてサタンの後ろに静かに作った。
サタンは球体を落とそうとしたその瞬間、和樹は素早く動いた!
和樹「なら!白の空間で!」
和樹はさたんと球体を白の空間に押し入れた。和樹も共に
ネロ「和樹さん!」
和樹「ネロ!お前らは外にいろ!」
和樹とサタンは白の空間に入った
サタン「この空間は‥‥そうかここならば球体を落としてもいいと言うわけか」
サタンはお構い無しで球体を地面に落とした。すると球体は静かに地面に吸い込まれた
サタン「なに!?」
和樹「この世界は‥‥精霊オリジンの力の世界だ‥‥吸収?違うね‥‥無にしたんだ。くらえ!」
和樹はサタンに太陽の光線を放った。するとサタンの体はドロドロに溶けていく。
サタン「わたしは‥‥死なん!だか……貴様はすごい‥‥また会える時を待っている」
サタンは無の力で体を吸い込まれ消えていった。
和樹「これで終わったんだ。」
和樹は倒れこみ眠ってしまった。
和樹「!寝てしまっていた。あれ……ここは家?」
和樹は自分のベッド寝ていた。
和樹「あれは夢だったの…アルフレド…ネロ…マール…シド」
母親「和樹!起きなさい!学校よ!それに坂三浦君も来てるわよ!」
坂三浦「よっ!おはよ!和樹!」
和樹「おまえ……何も覚えていないのか?」
坂三浦「…ふっ覚えているよ俺も本当は上界の人間だからな…」
和樹「だが、俺は六代目候補で……」
坂三浦「なにいってんだよ!六代目だよお前は…」
和樹「え?」
坂三浦「お前が寝ている間に六代目になったんだよ!トールが言ってたぜ!」
和樹「父さんが?てか俺は何日寝てたんだよ。」
坂三浦「まる3日」
和樹「マジかよ…」
坂三浦「なぁなぁ…知ってるか?今日さ!転校生くるらしいぜ!」
和樹「マジかよ……めんどくさいな」
和樹達は学校につき席に座った
先生「はい!おはよう!今日はね!転校生がくるよ!」
一同「どんな子なんだろう!男かな?女かな?」
先生「じゃあ入って!四人」
和樹「四人?」
それは何処がでみたことあるような顔だった。
先生「それじゃ…自己紹介をよろしく!」
ネロ「ネロ・クインテットです!十五歳です!」
一同「あんなに小さいのに十五歳?飛び級?」
マール「マール・クロニカです。よろしくね!」
アルフレド「アルフレドです。よろしく」
シド「シド・マルクです。よろしく……」
和樹はガタっと立ちあぜんとした。
先生「神無月どうした?」
マール「先生!私達神無月君のお友達なんです!」
先生「だったら!横の方がいいなはい!君たちは神無月の横な…」
和樹「え?ええええええええ!」
坂三浦「くはははは!」
和樹「っ!坂三浦!」
なんとトールは下界に降りることを許したらしい…
トール「六代目を見守ってあげてくれ。四人とも」
ネロ「またまた!よろしくお願いします!神無月君!」
アルフレド「よろしくな!」
シド「よ、よろしくだ!」
坂三浦「これを読んでる貴方達!この精霊世界…終わると思う?まぁ、この続きを見たかったら!気長にまってね!それじゃ!これでこの精霊世界の話は終わり!」
和樹「この精霊世界の小説を見ていただき!ありがとうございました!」
ココロン「こんな形で終わるのはちょっと残念だと思う方はすいません!ですが!続編を書こうかなと!思っております。」
和樹「この精霊世界をもう一回見てくれる方よかったらまたみてください。それでは」
END




