真実の名前
和樹「みんなやっぱりあの呪いにやられたのか…。あっ、エイミーの死体だ。」
と和樹がずっとエイミーを見ていたら…
和樹の脳裏に声が聞こえた。
エイミー「和樹ー!」
和樹「な、なんだエイミーの声が聞こえる。」
クラウン「それは、お前がエイミーと仲が良かったからだ。」
和樹「てめぇは……!裏切り者!」
クラウン「俺は裏切りは嫌いだ…ただ、お前を導いただけだ。」
和樹「導く?どこがだよ!いきなり六代目なんて言われてユグドラシルで戦って!そして呪いにかけられて!なんなんだよ!そして、闇の自分が出てきたら殺してたし!」
クラウン「殺した事を覚えてないのか?」
和樹「覚えているわけないだろ…自分が消えたような感じがしたんだ!」
クラウン「……真実を聞きたいか?」
和樹「なんのだよ…」
クラウン「お前の親の関係を」
和樹「…⁈関係だ…と」
クラウン「あれは十年前お前が五歳の頃だった。」
いまから、十年前の話である。
クラウン「ある日、悪魔族の女が精霊の人間と付き合いたいと親に言い出した。いきなりそれを聞いた親はそれは大変怒ったんだ。なんせその時は戦争が起きていたからな…
その女の名前はカミヅキって言ったな…たしかカミヅキは内緒で精霊世界と悪魔族…通称は悪魔世界か…の境界線に行った…そこで、待っていたのは」
和樹「俺の父さん」
クラウン「そう、トールだ。トールはその女に惚れていた。逆にカミヅキもな…。カミヅキは精霊に化けて精霊を満喫していた。そして、内緒で子供も産んだ。…それがお前だ…和樹…いや、カミヅキ アラタ」
アラタ「え?俺は……(あれ?俺の名前はなんだったけ?)名前が思い出せない。」
クラウン「多分、呪いをかけたんだろう。母親がこの名前を言うまでずっと仮の名前だったんだろう…アラタ」
アラタ「は、話を進めてくれ。」
クラウン「その日は戦争が終わった日だった。カミヅキはいつも通り境界線に行って会いに行ったんだ。その時悪魔族と精霊族の兵士達がいた。もちろん、トールも捕まっていたわけだ。カミヅキはせめて子供は生かしたままにしてくれと言った。下界に落としてな。」
アラタ「それで…母さんはどうなったんだ?」
クラウン「カミヅキは処刑された……。トールは六代目になる前だったから六代目の役割を果たしたかったんだろうな。生かされた。」
アラタ「……だよ」
クラウン「ん?」
アラタ「なんなんだよ!それ!トールは生かされ…母さんは死んだ?あり得ないだろ!」
クラウン「それはしょうがない…精霊族の方が緩いんだからな。」
アラタ「……おい」
クラウン「ん?」
アラタ「お前じゃねぇよ。そこに居るのは誰だよ。」
⁇?「あーら、ばれちゃったか…さすが悪魔の血が通ってるねー」
アラタ「お前は!」
坂三浦「やぁ、かず……とっアラタ久しぶりだね。」




