私は沖田春華。
沖田総司のが亡くなっているという設定なので沖田総司が大好きで沖田総司がいない新選組なんて考えられない!という方はご遠慮ください。
が、最後のほうに生きている沖田総司が登場する可能性があります。
私の名前は沖田春華。
私は新撰組が大好きでよく、京都に行っては新撰組屯所跡を見に来ている。
私の苗字が沖田なのは子孫だからなどでは全く無くてたまたまだった。
そのおかげで新撰組を好きになったと言ってもいいくらい。
新撰組の幹部で一番隊隊長の沖田総司が最初に調べて好きになった人だ。
沖田総司は剣の天才とも呼ばれるほど強かったという。
私は今日もまた屯所跡に行った。
「おぉ、春華ちゃん。今日も来たのかい?」
「あ、三郎おじさん!こんにちは!」
「毎日毎日よく来るね~。若いもんはいいねぇ」
「三郎おじさんだってまだまだ元気ですよ 」
「あはは!ありがとう!お、今日がなんの日か知ってるかい?」
「えっと、新撰組になった日?でしたっけ?」
「あぁ、そうだよ。だから、今日は過去と現代が繋がっている日なんだよ。過去ではこの日この場所で命をかけた戦いが行われていたんだよ」
「過去と現代が繋がっている日…」
「だから、もしかしたら強く願っていれば過去の新撰組と繋がることができるかもね」
「つながる…そっか…。三郎おじさん、ありがとうございます!じゃあ、また!」
「いつもの場所に行くのかい?」
「はい!では!」
「行ってらっしゃい」
「行ってきます!」
私は走っていつものあの場所に行った。
そこはある木の根元だ。
その木は長生きであの新撰組があったとされるあの時代からずっとこの新撰組屯所の庭にたっている。
これは桜の木で春になると満開の花を咲かせる。
私はこの場所が大のお気に入りだった。
そこに腰掛け、目を瞑る。
まるで目の前に新撰組の人達がいるみたいに錯覚するほどの感覚に陥る。
そして、私はいつの間にか寝てしまった。