中道の小川代表が「貰える政党助成金11億円」に対してどのように対処すれば良かったのか?
筆者:
本日は当エッセイをご覧いただきありがとうございます。
今回は 中道改革連合の小川代表は9月9日「新たな形態」として党所属国会議員1人を残し、分派後も未交付分の政党交付金11億円余りを受け取る考えを示したことが大炎上していることについて、小川氏は「どうすれば良かったのか?」について個人的な意見を述べていこうと思います。
※中道が立憲と公明に分裂すると1か月前から予測していたという内容や敗因について分析した記事はこちら
質問者:
国会議員1人になって11億円を受け取るなんて衝撃的な話ですよね……。
常識的に考えて、公明党出身の方は公明党さんの方に戻り、立憲民主党出身の方は新しい党に行かれて党のメンバーが1人しかいなくなってしまうようですから、1人分しかもらえないのが筋のような気がしますよね……。
筆者:
政党助成金(政党交付金)を受け取るには、法人格を持つ政治団体で、国会議員が5人以上いるか、または国会議員が1人以上で直近の国政選挙での得票率が2%以上という要件を満たす必要があり、今回は後者に該当します。
https://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/naruhodo02.html
そして、各政党に交付される政党交付金の額は、政党に所属する国会議員の数と、前回の衆議院議員総選挙、前回と前々回の参議院議員通常選挙の際の得票総数によって決まりますので、2月の総選挙で中道は比例代表で1000万票獲得しましたので約24億円ほどを4回に分けて受け取る権利があるんです。
既に2回受け取っているので、残り2回を11億ほど受け取れるという事のようです。
質問者:
何だか「制度の穴」を上手く突いたような気がしますね……。
4回に分けるのなら、その瞬間の国会議員数で分けても良いような気もしますけど……。
筆者:
確かに1月1日時点の議員数と前回選挙の得票数なら4回に分ける意味が無いように思えますよね。
そして今回その11億円の使途が注目されています。
小川代表は「9割方は総選挙の負債の支払いに消える」としているんです。
質問者:
筆者:
この記事によると、 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c817f5812894ef99f23dd2de191cd82ab83ffc30
政党交付金は政治活動に必要な費用に使うことが認められており、選挙時の広告や印刷、業務委託などの代金支払いに充てることも可能のために、債務の支払いに使うからといって、直ちに違法とはならないようです。
質問者:
どうにもおかしい気がするんですよね……それなら、道義的に全てを受け取ってから行きたい政党に行こうという話にはならないんですかね?
筆者:
それもよく分かります。ただ、道義的にどうか? という事に関して中道の方々はあまり気にされない雰囲気があるんですよね。
その点を気にするような神経をしているのであれば、選挙の直前にこれまで原発、辺野古問題、安全保障など政治理念が違った政党と理念をあわせることなく選挙に突っ込むことはしないと思うんです。
質問者:
筆者:
どうしてこの時期なのか? と言いますと来年の統一地方選挙でどの政党に入れるのか? と言った問題があります。
また、各知事選挙などで支援者が異なると言った事が既に起きているんです。
9月13日投開票の沖縄県知事選挙では立憲民主党が現職の玉木デニー氏を支援し、公明党が古謝玄太氏を支援しているなど「分裂」が指摘されているんです。
そのために、下部組織からは一緒の党に存在していることに対して大きな疑問を持っている人も多いのだと思います。
質問者:
なるほど……既に内部では分裂している可能性が高かったという事なんですね。
筆者さんも前回のエッセイではポスターが「中道」から「公明」に戻っているという話がありましたからね……。
◇民主党系統にも公明党にも国民はさらに厳しい審判を下すことだろう
筆者:
今回中道の小川代表が一番マズかったと思ったのは、11億を受け取ることに際してふてぶてしい態度で
「支払いを完済するまで解党できない。10億円余り(の債務)を踏み倒していいのか。答えはノーだ。完済することが社会的責任、経済的責任だ」
などと質疑応答で発言したところだと思います。
※動画で見たい方はこちら https://www.youtube.com/watch?v=f-tWfmJ0j_o
仮にも税金が原資の政党助成金で負債を返済するという事態になってしまっているわけですから、いくら合法とは言えもっと恐縮して受け取る必要があったでしょう。
僕も債務の踏み倒しは問題があるとは思います。ここで破産すれば民間に被害が出るわけですからね。ただ、その態度はどうなのか? という事です。
なんなら、「税金で負債を支払わせてもらいます」と謝罪、土下座会見をしてでも臨む必要があったと思います。
一応は「中道」と選挙で書いてくれた人1000万人ほどの有権者に対して期待に応えることが出来ず、元の党に戻ってしまうわけですからね。
質問者:
そもそもそんなに借金するにしても党代表の名義でしたわけですから、今の党首と幹部、そして選挙時の党首と幹部に返済責任があると思います……。
筆者:
僕も同意見です。そして次なる統一地方選挙などの地方選挙のための分裂という事であれば尚更内部の事情に過ぎないわけです。
そもそも、多額の寄付を受けて運営しているわけで、政党交付金を前提とした運営と言うのが問題と言わざるを得ないと思います。
適切に寄付されたお金が運用されたのか? とんでもないところに使われてやしないかと思います。
また、国政政党未満の政党は政党助成金を受けられないわけですから。「落選者は大赤字が当たり前」なわけです。
その赤字を覚悟も無く立候補した候補者達。そして赤字は国民の税金で行う――これで納得がいくはずが無いんです。
謝罪しても納得しない人は多いと思いますが「誠意」みたいなものを感じ取る方と言うのはいると思います。
質問者:
確かに、「合法」と言われて堂々とされても有権者は100%納得しないでしょうね……。
9割は清算に使われるという事ですが残り1割はどうなるんでしょうか?
筆者:
政党助成金に関しては残金は返還すると小川代表は明言しているようです。
ただ、2014年に解散した「みんなの党」は政党助成金の返還だけでなく、その他の残った1億円も返還したようです。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS28H9J_Y5A920C1000000/
中道も同様に寄付などで残ったお金も国に返還、又はクラウドファンディングで寄付した国民に返還して欲しいなと思いますね。
質問者:
確かに、中道の落選議員のためのクラウドファンディングなのに中道そのものが解散確定した今何のための寄付なのか分かりませんからね……。
筆者:
国民側としては道義的に怪しい行動をした中道の議員を受け入れるような政党はマイナス評価をしていくのは間違いないと思います。
『「政治とカネ」で追及してきたのに自分たちは税金で負債を返済するんだ』ってなりますもん(笑)。
ここで政党交付金を受け取ることに関して謝罪でもしたらまだ中道出身者もまだ国民から受け入れられた可能性があると思いますが、「さも当然」みたいにしてしまったのは小川氏は例によって東京大学法学部卒業ですからね。「エリートのプライド」が邪魔をしたんでしょうかね?
そういう「エリート」が日本を破壊してきたのでそう言う人が率先して自爆してくれることと、
民主党系統が日本を自民党の逆サイドから衰退させた根源だと思っているので逆サイドが壊滅してくれるのは良いことだとは思いますけどね。




