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序幕
初めて投稿するので、不備があるかもしれません。
あったら教えてくださると助かります。
未完です。中途半端です。
色んな方に見ていただきたいので、もし良ければ拡散宜しくお願いします。
君は“文楽”を知っているだろうか。
三人の“遣い”が人形を操り、それを音楽と語りが引き立てる。
日本に古くから存在する伝統芸能だ。
三人の“遣い”ーーーそれは、
首と右手を操る“主遣い”。
左手を操る“左遣い”。
足を操る“足遣い”。
その“遣い”らによって、人形はまるで生きているかのように躍動し、観る者に感動を齎す。
人形は“遣い”に操られている。
それと同時に、“遣い”も台本に操られている。語り、そして音楽も同様に。
一つの箱庭の中、物語の結末まで。
これから君に語るお話は、台本通りに操られなかった愚かな“遣い”達の物語である。
名はーーー“月桂妖花絵巻”とでも名付けよう。
是非、楽しんでいってくれ。