『詩を創造するということ』・・・『死辺詩編の氷の詩集』から
『詩を創造するということ』・・・『死辺詩編の氷の詩集』から
㈠
位階に満ちた、光の原初を辿っては、光の消失。
まだ、午後の紅茶が冷める前に、見た水平線の。
怒りに満ちた、闇の原初を辿っては、闇の消失。
言い方の訳を知るところからの、具現がされた。
㈡
物を言うなら、俺は俺足りることが、詩の本質。
詩を創造するということは、またしても、逆説。
物を言うなら、詩は詩足りることが、俺の本質。
同質の異質を、椅子にして、俺は座っては眠る。
㈢
俺は、君の、詩を創造するということが聞けた。
それだけで、十二分な、今何時という、時計針。
君は、俺の、詩を創造するということが聞けた。
詩を創造するということ、死を生きるという事。