その日、世界はとても薄暗かった……。
その日、私が目覚めると世界はとても薄暗かった……。
お家の中には誰もおらず、恐怖と不安が私を襲ってくる……。
そうだ! おばあちゃん! おばあちゃんは何処へ行ったんだろう?
私は、一緒にいたはずのおばあちゃんを探すため、家を飛び出す。
おばあちゃん……! おばあちゃん……! 何処へ行ったしまったの!? もしかして、おじいちゃんと一緒にどこか遠い所へ行ってしまったの……!?
私は薄暗い世界の中を泣きじゃくりながら、懸命におばあちゃんを探しまわった。
そんな中、何人かが私に話かけてくる。
「どうしたの? 何かあったの?」
あんたじゃない……!
「落ち着いて、大丈夫だからね?」
あんたじゃない……!
その時だ。世界は薄暗かったが私の目の前はとても明るくなる。
……おばあちゃんだ! 犬の小太郎も一緒だ!
「おお、ごめんよ。未来。昼寝しているうちに小太郎の散歩に行こうと思ったんだけどね……。心配かけちまったね……」
「……うわあああああんんんんん!!!!!! おばあちゃん!!!! いなくなっちゃったのかと思ったよおぉーー!?」
…………これは、ある4歳の少女の勇気と慈愛に満ちた物語……。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
昼寝から目覚めて誰もいなかった時、子供というのは結構な不安にかられると思います。
だからといって、自分も中々どうこうできるわけでは無いのですが……。
そんな中、この作品を読んで何かを感じて頂けたら嬉しく思います。
作中、ちょっと乱暴な言葉使いがあったかと思いますが、4歳の少女ということで許して頂けると助かります。




