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詞、紡ぐ場所。

ひめこと

作者: 蒼井托都

息苦しくなって

書き換え可能な嘘を差し出した

君は何も疑わず受け取った


現実は容赦なく

嘘を真実にして固定した

否定なんてするにはもう遅すぎた


明日の朝君を嫌いになって

僕は僕の言葉に

溺れてしまえたらいいのに


心がざわついて

目を逸らした君の手を掴んで

君は泣きそうな顔で振り払った


明日の朝が来る頃には多分

僕は君のことを

今日以上に好きになっていることだろう


本当のことなんて誰にも

見透かされるわけにはいかないなんて

これは誰のための言い訳だろう

僕以外には必要のないこと、だから


遠ざかる君にまた手を伸ばした

書き換え不可能な真実を伝えたくて


明日の朝も その次の朝でも

僕は君のことを

好きだと言い切ることが出来るから

明日の朝が来てしまう前に

僕のありのままを君に

伝えさせてほしいんだ






(C)Aoi Tact


冒頭の音と言葉がまず浮かんだので思い浮かんだままに書いてみてました。

差し出した嘘は相手にとって簡単に真実になってしまうから、

本当に大事な人の前では嘘をつかない人間でいたいと思います。

時には優しい嘘も必要ではあるけれど。

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