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ちょっとお馬鹿な王妃(予定)と王様の舞踏会

作者: てらこ

わがままというか子供な単純姫君と姫君のためだけ腹黒くなる王様のお話です

感想お待ちにしております。

タイトルが思いつかず…

「お前みたいな醜悪な者が私の前に立つとは何様?馬鹿面で気持ち悪くてうざったくて私の世界にお前みたいなものが存在してるという真実に吐き気がしますわ!」



とある世界のとある国のある城の舞踏会では一人の姫君が精一杯の大声で怒鳴り散らしておりました。


「ほら、はやく私の前から姿を消しなさい!もちろん私の前から消えた後は迷惑にならないように魚のえさとして海に飛び込み庶民が食する魚が育つように社会貢献しなさい!そうすれば少しは誰かのためにやくにたてるはずだわ。」


19歳にしては低めの身長に似合わぬ豊かな胸の下で手を組みなおし姫君の考えた精一杯の罵声で怒鳴り散らします。

もちろん、小さな体でさっきからずっと怒鳴ってるのですから公爵家の一人娘として大事に育てられた姫君ではすぐに息が上がってしまいます。

そのため、汗で化粧が崩れ黄金の髪が肌に張り付き豊かな谷間には汗が滴り落ち頬は真っ赤です。

まるで情事のあとのような姫君の姿に怒鳴られてる中年の男性は、目を輝かせました。

だが、姫君は自分が怒鳴っても目の前にいる男性が怒らないことに悲しくなり綺麗な紫の眼が潤んでいきました。


「この、馬鹿面!私に逆らったら一生この国に入られないようにしますからねっ!!それがい「ウェルズ伯爵、王妃は少し疲れているようなので休ませてもらいますよ。」


怒鳴っていた姫君の口をふさぎ、眼を輝かせた中年男性ことウェルズ伯爵に話しかけたのは、優しい胡桃色の髪に黄金の瞳をした世界中を探してもここまで完璧な人間はいるのだろうかと人々の頭を悩ませ女性達には一度でいいから話しかけてもらいたい男性からは、いつか自分もあのような人になりたいもしくはカリスマに押され一生彼の下僕として生きて生きたいと願う人が続出し最果ての国からも彼の美貌を眼にしたいとやってくる人がいるほどの一種の観光名所となってるこの舞踏会が開かれてる城の主の王様でした。


王様は、綺麗な胡桃色の髪と黄金の瞳をきらめかせながら笑い腕の中でもがもがと動く姫君を強制的にひきずり広間から退出していきました。

笑ってる王様とは反対に大変なのは姫君です。まさに心の中はやばいやつにつかまったと一種の台風状態なのでした。

そんな二人をまわりの貴族たちは生暖かい目でみていました。





「今日は何を騒いでいたんだ?ロレアは、私の王妃なのだからすこし慎みを持ってもらわないと困るな そんなわけで悲しいけどおしおきだ。」


王様は、それまでの怒っていた顔を一転させ優しい笑みにかわります。

普通ならそこで安心しますが、この王様につきまとわれて10年の姫君には背筋がぞっとする表情でした。


「この強姦魔!私は、陛下の王妃じゃありませんし騒いでたのには理由がありますわ! それにお、おしおきなんて破廉恥なことあなたがしたいだけでしょう!」


姫君は王様が言ってた゛おしおき゛に泣きそうになり座っていたソファの上から逃げようとしますが王様はそれを許しません


「あたりまえだ。エロい事以外の何をするっていうんだ? 男の生理をよく理解してないみたいだからその身にちゃんと刻み込んでやろう。

ロレアが私を受け入れないのに無自覚に誘ってくるから抱きたくもない女を抱かなくちゃいけなかったんだ。すこしくらいはイタズラさせてくれ。」


至極まじめな顔で王様はとんでもないことを言います。


「だからって一年前のあの行いが許されたわけではありませんわ! 」


完全に怖がっていながらも勇気を奮い立たせ王様に姫君は反論します。

まるで子動物が肉食系動物に喧嘩を挑んでるようで可愛らしいと王様は思いました。


「いや、確かにひどいかもしれないが14のときに手をださないで18までまった優しさと忍耐力は、ほめてほしいな それにいざ犯そうとおもったらパニックになるほど泣いたからやめにしたじゃないか。それにいくら求婚してもなびかないロレアは褒められたものじゃない。」


王様は、美形だから許されるようなひどい発言を淡々と述べていきます


「陛下みたいな獣とは、結婚しませんわ! 私は、優しくて愛してくれていっしょに支えあえるような人と結婚したいんです!」


広間で怒鳴ってた人と同一人物とは思えない発言をした姫君です。


「私は優しくて慈悲深いと有名だしロレアのためなら全財産を投げ出してもいいくらい愛してるし精神的にも金銭的にも支えられるしロレアの存在自体が私の生きがいで支えみたいなものだから、条件をクリアしてるとおもうのだが?」


王様は姫君との新婚生活を妄想してるのでとてもゆるけた表情です。


「た、たしかに… でも私は…」


口から出る文句がなくなってしまった姫君の眼は潤んでしまいました。


「ロレアは、私のことがそんなに嫌いなのか?一年前のことは、謝るし責任も取ろう 結局何もなかったとはいえ嫁入り前の婦女子に乱暴を働こうとした真実は変わりないのだから、どうか愚かな私に罪滅ぼしの機会を与えてはくれないか?」


王様は泣きそうな声で姫君に跪き頭を下げますがその表情は腹黒い笑みが浮かんでいました。


「陛下…」


姫君は王様の言葉に感動された様子で顔を真っ赤にさせてとまどっていました。

恋愛小説の中でしか若い男性をしらない姫君には、この言葉は刺激が強すぎたご様子でした。

もちろん、姫君に若い男性を近づけさせないようにしたのも王様ですし、姫君が読んでる恋愛小説から姫君がすきそうなセリフを調べ今日のために口説き文句を練ってきたのもただたんにどんな手を使ってでも姫君を手に入れたい王様です。

姫君は紳士的で責任感が強いのがお好みなのです

そして最後に決め台詞で一気にまとめていくのです。



「ローレンシア、私はかならず君を守り抜き幸せにするよ だから君を幸せにする権利を私にくれ 愛してる。」




王様の心からの言葉を聞いた姫君は顔を真っ赤にし言葉をつむぎました。




「まだ、愛してるかとかはわからないけど陛下のことは嫌いじゃないですわ…どちらかというと好きなほうだと思います…なので私を幸せにしてください」



気の聞いたセリフが言えない自分に姫君は悲しくなりましたが言葉のとおり王様のことは別に嫌いなわけではなく初恋の人だったのですが一年前にされたことにより姫君の中では強姦魔と認識を上塗りされていましたが王様の心からの告白により愛情深くて強引だけど優しい人に認識が変わりました。


「ありがとうロレア 君が私に愛してるといってくれるときを気長に待つよ 告白は受け取ってもらえたみたいだからさっそくこの国の王妃をお披露目しにいこうか?」


その王妃という単語に姫君は恥ずかしそうに微笑みながら王様の手をとりいいました。


「陛下、そのまえにドレスが皺だらけで人前に出れる格好じゃありませんわ。」

その言葉に一瞬キョトンとし王様は笑い出しました

「そうだな、代わりのドレスを用意させよう。それに私には敬語を使わなくていい、夫婦なのだから 名もクラウディオと呼ぶように。」

王様はそういいメイドたちに姫君にプレゼントする気で溜めてあった贈り物の中から一番姫君ににあうドレスを持ってこさせました。


そんな王様に姫君こと王妃は、幸せそうに笑いながら(そういえば私が怒鳴ってた理由どっかいっちゃったなー)と思ってました。







とある世界のとある国のある王様には、美しい王妃様がいました。

王妃様は、すこし癇癪もちなのが玉に傷でしたが王様はそんなところも好きだといい王妃様の癇癪はだんだん収まっていきました。

その二人は、まわりが笑えなくなるほど仲がよく美しかったという御話でした。

好評でしたら続編をかこうかなーとおもってます

読んでくれる人が居るかよくわからないけどw(保険)

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