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セブンティーン  作者: 高坂 美月
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7. 唯一の居場所

 私は実のところ、1人になるのが怖いのだ。


1人になるのが怖いから、思ってもないことを言ってしまう。


1人になるのが怖いから、友達の望む通りに動いてしまう。


1人になるのが怖いから、なんでも友達に合わせてしまう。


1人になるのが怖いから、友達に気を遣いすぎてしまう。


本当はそうしたくないのに、自分だけ置いてけぼりになるのが怖いのだ。


「あー、また今日もNoと言えなかったな」


私はいつものように1人反省会をする。


一通り反省会をした後は、いつもの楽器店のピアノルームに向かう。


この楽器店にはよく行くので、ここのスタッフさんとは顔馴染みになっている。


スタッフさんもそれをわかっているけれど、それ以上は何も深入りしてこない。


このお互いについて踏み込まない関係性が、私には心地よかった。


ピアノルームで1時間半、ピアノを弾く。


この時間は誰にも邪魔されたくない、私だけの特別な時間だ。


1人になるのが怖い。置いてけぼりになりたくない。


そんな私の唯一の居場所が、このピアノルームだった。

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