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セブンティーン  作者: 高坂 美月
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2. キッチンカー

 高校には、月に1回パンの移動販売車が来る。


キッチンカーはシドニー在住の日本人の恵那(えな)さんが1人で切り盛りしているという。


月に1回しか来ないこと、いろいろな種類のパンが販売されていることから多くの生徒に人気があった。


「今日、パンの移動販売車が来るんだって!」


休み時間に誰かが知らせる。


その知らせを聞いたデイジーは、友人のマギーを誘ってキッチンカーに並ぶことにした。


日本語クラスで習ったひらがなを使い、「ありがとうございます」と書いた手紙を店長の恵那さんに渡すことも考えて。


 昼休み開始のチャイムが鳴るとすぐに、デイジーとマギーはキッチンカーへと走って向かう。


2人の前にはすでに10人程度並んでおり、列はなかなか進まない。


すごい人気だねと話しながら並ぶ2人。


そうこうしているうちに2人の番がやってきた。


デイジーはチョコレート入りメロンパン、マギーは焼きそばパンを購入する。


恵那さんから商品を受け取り、デイジーは例の手紙を渡した。


拙いひらがなで書いたけれど、伝わったらいいなという気持ちだ。


「これあなたが書いたの?」


恵那さんは手紙を見て目を丸くする。


「そうです! 日本語クラスでひらがな習ったので、使いたくて」


デイジーが言うと、恵那さんは「ありがとう、嬉しいわ」と微笑む。


それからデイジーとマギーはキッチンカーを後にした。

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