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セブンティーン  作者: 高坂 美月
10/11

10. 花束

 「すみません。花束買いたいんですけど……」


タナーは勇気を出してフラワーショップに入る。


男子高校生がフラワーショップに入るなんて柄じゃない。


そんなことは言っていられなかった。


というのもタナーがフラワーショップに来たのは、部活を引退する好きな女の先輩に渡す花束を買うためだ。


「はい。どんな感じが良いとかありますか?」


女性店員がタナーの対応をする。


女の先輩は爽やかな雰囲気で、水色とか白とか黄色がよく似合うひとだ。


「そうですね、爽やかな感じのひとなので……」


タナーが女の先輩のイメージを伝えると、女性店員は


「かしこまりました。それでしたら黄色と水色をメインにして、白も混ぜる感じにしましょうか?」


と返す。


タナーは考えていたことをまさに、女性店員に見破られたような気分だ。


そういうわけで、黄色と水色を基調としてカスミソウも混じった花束が完成する。

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