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頑張りましたね、姫咲先輩  作者: 勝花
第1話:姫咲怜凪は×××××××
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 生徒会室には悩みを抱える生徒がやってくる。


「相談は、校内放送を盛り上げるための応援要請、ですね。たしかに生徒会長が参加すれば効果があるかもしれませんが……」


 宮城は相談に来た生徒から事情を聞きつつ、冷静に頭を働かせて結論を出した。


「すみませんが、姫咲先輩は多忙です。生徒会が関与するものでは――」


「待って、宮城くん」


 凛とした声が響いた。

 窓際にたたずむ彼女は、ゆっくりと振り向いた。


「放送委員が困っているなら、協力するべきじゃないかな」


「しかし……」


「わたしなら大丈夫。生徒会は、みんなと学校を繋ぐ窓口だよ」


 そう言って、生徒の前まで歩いて目線をあわせた。


「校内放送は大切なお仕事だよね。わたしでよければお手伝いさせてくれないかな」


「会長……ッ」


 悩める生徒を、彼女は見捨てない。

 どんな困難でも必ず救済の手を伸ばす。

 それが、生徒の代表として立つ彼女の矜持なのだから。


「任せて。なんとかするから」


 これは、模範な生徒会長が学校のトラブルを解決していく、華麗なる物語である。



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